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【オーシャン杯】クラブ史上初の決勝進出も0-7敗戦の湘南FP刈込真人「名古屋を意識しながら開幕まで取り組めるのはよかった」

 オーシャンカップ2019でクラブ史上初めて決勝戦まで勝ち上がった湘南ベルマーレだったが、0-7と名古屋オーシャンズに完敗して大会3連覇を許した。

 今季の湘南は、これまでチームの基礎戦術を組み立てていた横澤直樹アナリティストプレーヤーが退団。自陣からロングスローやロングキックを多用するスタイルから、自陣でパスをつなぐスタイルに変貌を遂げた。

 ここまでの試合では、大きな破綻をきたすことはなかったが、名古屋には組み立ての粗さを突かれ、プレッシングでボールを奪われて失点を重ねた。

 結局、今大会、ここまで1失点だった湘南だが、大量7失点で準優勝に終わった。

 準決勝終了後、湘南の決勝進出を知った多くのファン・サポーターが武田オーシャンアリーナに駆けつけて決勝戦を見守った。そうした人たちにとって、この圧倒的な力の差を見せつけられての敗戦はショックだったはずだ。

 だが、こういう時こそ、力を発揮できるのも湘南というチームだ。

 昨季までキャプテンを務めていたFP刈込真人は、悔しさを噛みしめながら、「この圧、スピード感、パワー。パス一本の質の高さ、シュートを決めきる力というのは、今日感じられたので、それを持って意識しながら、1週間もありませんが、開幕まで取り組めることはすごく良かった」と、前を向いた。

 湘南は約1週間後、Fリーグ2019-20シーズンの開幕戦で、再び名古屋と対戦する。

 その時、0-7というスコアをどこまで縮められるか。

以下、名古屋オーシャンズ戦後のFP刈込真人のコメント
――だいぶ差をつけられてしまいました。今年の名古屋はどこが強かったですか?
刈込 すべてにおいて、やっぱり質が高いですよね。シュートを決めきる力っていうのが、ほかのチームとは全く違うなと思いました。

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