【F1】すみだの新監督、北隅智宙が考えるFP清水和也の抜けた穴を埋める方法
昨シーズン、第28回全日本フットサル選手権を制して、Fリーグ昇格後、悲願の初タイトルを獲得したフウガドールすみだは、2015年からクラブに在籍し、女子チームや下部組織で監督を務めてきた北隅智宙をトップチームの監督に据えて、2023-24シーズンに臨んでいる。
オフには昨季の得点源であり、リーグの得点王とベスト5にも選出された日本代表FP清水和也が名古屋オーシャンズへ移籍。その穴をどう埋めるかが、今季の一つのテーマであることは、誰の目にも明らかだ。
オーシャンカップでは3回戦で、バルドラール浦安に1-5のスコアで敗れ、Fリーグ開幕戦では立川アスレティックFCに0-0のスコアレスドローに終わった。外からは、清水和也の抜けた穴をどうしても感じる結果になっているが、北隅監督は現在の戦力でも十分、その穴を埋めることができると考えているようだ。
試合後の北隅智宙監督、畠山勇気キャプテンのコメント
――試合の総括をお願いします
畠山 まずアウェーの地で最低限の勝ち点1を取れたこと、対戦相手が昨シーズン準優勝の立川さんということからも、最低限の仕事はできたかなと思っています。
北隅 畠山が言ったとおり、自分たちはアウェーの地で一人退場する選手がありました。フェアか、フェアじゃないかについては、話を始めたらキリがないと思いますが、ベンチもピッチの中もサポーターも含めて、自分たちがどう振る舞うべきかは考えないといけません。それでも一体感を持って、勝ち点を取って帰ることができることには、選手たちの頑張りや支えてくれた人たちへの感謝の思いでいっぱいです。ただ、自分たちは引き分けに来たわけではありません。フィニッシュのクオリティ、そこまで行くことはできていたので、そこの精度が1年間でどれだけ上がるのか。若い選手が大きなチャンスを仕留められるのか。彼らには相当な出場時間を与えています。その部分で彼らが応えてくれるのを期待していますし、そうならないとトップ3に入ること、自分たちが目指しているタイトルを獲得することにも届かないと感じています。その部分を残り1週間、トレーニングを積んで、次の大分戦で勝ち点3を取れるように頑張っていきたいと思います。
――新監督として初めてFリーグの舞台で指揮を執った感想は?
北隅 特別に自分が初めての采配だったから、何かを感じたとかは全くありません。自分は監督として女子から入って、このクラブの育成をやって、サテライトやって、もう12年間やっています。自分にとっては男子をやるから,女子だから、育成だからという区別は全くありません。自分の監督の哲学、アイデンティティを理解してもらい自分の良さと選手の良さを合わせるだけだと思うので、その部分に関してはあ特に初めてだからというのはないですし、自信しかありません。
――清水和也の抜けた穴をどうカバーしていく?
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