2ゴールの名古屋FP吉川智貴「高い強度でできていたことで、相手の高い強度を出させなかった」
勝利を大きく引き寄せる一点を挙げた。プレーオフ決勝の第1戦、名古屋オーシャンズのFP吉川智貴は2-1で迎えた第2ピリオド16分、GK黒本ギレルメが出したパスを奪うと、ゴールマウスに戻る黒本の逆を突くシュートをゴールに突き刺し、チームの3点目を決めた。パワープレーから1点を返し、反撃に出ようとする立川の勢いをしっかりと削ぎ、チームを一気に優位に立たせた。
その後、FPオリベイラ・アルトゥールがリードを広げると、試合終了まで1分を切ったなかでも、高い位置でボールを奪ったFP平田ネトアントニオマサノリの折り返しを確実にゴールに沈め、ダメ押しの5点目をマーク。5-1の勝利に貢献した。
名古屋が先制点を挙げた16秒後、立川に攻め込まれた際には、プロフェッショナルファウルで相手の攻撃を食い止めた。自身はイエローカードをもらい、累積警告が1枚となったが、チームのピンチを未然に防いだ。攻守にチームのために身を粉にした吉川は、自身がゴールを挙げたことには特に喜ぶこともなく、チーム全体が良い試合の入りを見せ、苦手としていたプレーオフ初戦で勝利を得られたことを何よりも喜んだ。
試合後のFP吉川智貴のコメント
――試合の感想を。
吉川 勝てたので良かったです。
――先制点が大きかった?
吉川 そうですね。得点を重ねることが一番難しい試合になることは、試合前から分かっていたので。そのなかで、前半なかなか点が入らなかったですけど、良い立ち上がりができたと思いますし、プレーオフの自分たちにしては良い形で入れた前半だったので、そうしたなかでああやって1点目が入ったことは、チームとしてめちゃくちゃ大きかったですし、良い流れに持って行けた1点だったかなと思います。
――守備面でも相手に良い形をつくらせなかった?
吉川 こういう大事な試合では、攻撃よりもディフェンスがより大事になってくるので。そういった意味でうまく相手を抑えるところは大事だったと思います。エラーが少なかった、いくつかはありましたけど、それは試合なので起こりえることなので、仕方がない。1試合を通して良いディンフェンスをし続けることができたのかなと思います。
――吉川選手のゴールも時間帯を含めて効果的だったと思いますが?
吉川 入って良かったですけど、チームとしては楽になる1点だったかなと思います。まぁ、入って良かったなって感じですね。
――2つ目のゴールは平田選手が引き寄せてくれていいパスをくれた?
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