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【親善試合】U-20日本代表で初のノーゴールに終わったFP山田慈英「個人としては、全然、ダメでした」

[4.27 親善試合 日本 2―3 イラン 桃園市立体育館]
『このままではいけない』『こんなはずじゃない』。

 試合後のミックスゾーンで足を止めたFP山田慈英からは、そんな想いが強烈に伝わってきた。

 昨年12月に行われたAFC U-20東アジア選手権では、マカオ戦、香港戦の両試合で計5ゴールを決めて、日本を本大会出場に導いた。前回大会にチーム最年少で出場し、ベスト4進出を阻まれた経験を肌で知る唯一の選手は、間違いなくチームの中心にいた。

 しかし、あれから4カ月。所属クラブはイタリアのセリエA2で優勝を飾ったが、各国の代表クラスの選手も在籍するクラブで、山田慈自身が満足にいく出場時間を得られているとは言い難い。それでも初戦のインドネシア戦では、相手の4秒ルールで得た間接FKからU-20日本代表で3試合連続となるゴールを決めたが、試合の流れのなかでは試合勘の不足が感じられ、持ち前の推進力を発揮できていない。

 1点差に終わったゲーム後には、U-20日本代表の選手として初めて無得点に終わった悔しさもあったはずだ。チームとしての出来に収穫を感じつつも、山田慈は自身のパフォーマンスに対する物足りなさを口にした。

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