【F1】2年前に最下位だった大分が2位に躍進も……FP白方秀和が感じているチームのポテンシャル
バサジィ大分の選手たちの環境は、Fリーグのなかでは名古屋オーシャンズに次ぐ好ましいものだ。選手たちはクラブのクリニックにも参加するが、実質的にはプロ選手として活動ができている。
ところが、そのクラブが2チーム前には最下位に沈んだ。その結果は、名古屋から大分に戻ってプレーしていた現キャプテンのFP白方秀和にとってはショッキングなものだったはずだ。
大きな屈辱を味わった大分には、伊藤雅範監督が復帰。それから2年が経ち、クラブは2度目のプレーオフ・ファイナルまで勝ち上がった。
レギュラーシーズンでは、一時は首位に立つなど、名古屋と1位争いを繰り広げ、第29節の時点でプレーオフ進出を確定させた。選手たちは、さぞかし充実感を感じているのだろうと思われたが、白方からは「正直、最下位の時と、メンタル的にはあまり変わっていないんですよ。相手との得点差が開いて勝つこともあったのですが、もっとできるという感覚は常に持っていました」という衝撃的な言葉も飛び出した。
名古屋との頂上決戦を前に、白方が大分に、大きなポテンシャルを感じ取っていることが分かるインタビューとなった。
明日25日から始まるプレーオフ前に、ぜひ、ご一読いきたい内容となっている。
以下、プレーオフ準決勝2戦目後のFP白方秀和選手のインタビュー
――何とか逃げ切りましたね。攻め込まれる苦しい試合になりました。
白方 そうですね。1戦目も勝利しましたが、同じように苦しかったですし、なかなか僕らの攻撃がうまくいかず、ディフェンスの時間帯が長くなっていました。特に2戦目は、本当にそれが表れた試合でした。正直言うと、本当に時間の問題だったなと感じています。パワープレーをされるまでに、もう少し時間があったら、やられていたと思います。実際にパワープレーでも、相手のところにこぼれてやられちゃうんじゃないかという危機感は持ちながらやっていました。
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