GKによる衝撃ゴール! 名古屋オーシャンズのGK田淵広史の衝撃弾が凄すぎる
まずは、とにもかくにも、このツイートに付いている動画を見てもらいたい。
このゴールを決めたのは、名古屋オーシャンズの田淵広史。ポジションはGKだ。2021年にイランで開催されたAFC U-20フットサル選手権で、正GKとして日本代表の優勝にも貢献した将来を嘱望されている選手でもある。
名古屋はフィールドプレーヤー(FP)がボール回しをしていたが、大分のプレスを受けて、バックパスを選択した。この時、FPが右サイドに寄っていて、左サイドにスペースがあることに気づいた田淵は、プレスをかけに来た相手FPをかわし、そのまま広大なスペースがある左サイドにドリブルを仕掛ける。
加速した田淵は、敵陣の半分を越えたところで、相手のフィクソの選手がカバーに来たところを、左足でパス。ゴール前にはブラジル代表FPガブリエル・ペネジオが待ち構えており、GKとの1対1を制してゴール…となるはずが、ペネジオのシュートはクロスバーを叩いてしまう。このボールに反応したのが、攻め上がっていた田淵だった。高く浮いたボールを右足で完璧に捉えると、強烈なシュートが大分のゴールに決まった。
衝撃的なゴールだったが、名古屋のチーム内にはGKである田淵がスーパーゴールを決める予感があったという。なぜか。
名古屋オーシャンズは、2022年4月より愛知県知多市に専用のトレーニングセンター「オーシャンズフィールド」を保有しており、そこで日々のトレーニングを行っている。このトレーニングセンターには、フットサルコートもあり、一般の人たちもコートを借りたり、個サルに参加したりすれば、そこでボールを蹴ることができるのだ。
そして、この個サルには毎日、日替わりで名古屋の選手たちが参加する。田淵も、一般の人たちに交じってかなり真剣にボールを蹴っているというのだ。その個サルで田淵は最近、スーパーゴールを連発していたため、チーム内では「そのうちFリーグでも、とんでもないゴールを決めるのではないか」と話題になっていたのだという。
このゴールを決めた後、田淵もチーム内で「個サルが生きました!」と笑顔を見せていたという。
名古屋の若手選手たちとボールを蹴ることができる貴重なチャンスでもある「オーシャンズフィールド」の個サル。田淵の担当は火曜日ということ。火曜日の個サルに参加すれば、目の前でこのゴール以上のスーパーゴールを見ることもできるかもしれない。
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