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【フットサルW杯】8-4で勝利したアンゴラ戦後、フットサル日本代表選手たちのコメント

 フットサル日本代表は14日に行われたFIFAフットサルW杯リトアニア2021の初戦、アンゴラ戦を8-4で勝利した。FPオリベイラ・アルトゥールの4得点の活躍もあり、日本の1試合におけるW杯史上最多ゴール数を更新した一方で、事前の親善試合では機能していた守備面に課題を残す結果となった。

 初戦で対戦したアンゴラは、おそらく今大会で日本が対戦する相手のなかで、最も実力が低い相手となる。1次ラウンドでは、今後、世界ランク1位のアルゼンチン、同10位のパラグアイと、14位の日本からすれば格上の相手と対戦する。

 また、決勝ラウンドに進出すれば、アルゼンチン、ブラジル、チェコのいずれかの国と対戦することが濃厚だ。

「W杯で主役たる活躍をする」そう繰り返してきたブルーノ・ジャパンの第一戦を終えた直後のミックスゾーンでのコメントを紹介する。

以下、試合直後のミックスゾーンでの一問一答

●ブルーノ・ガルシア監督「応援してくれる皆さんに、この勝利を送りたい」

――派手な点の取り合いになりました。試合の感想を聞かせてください。

ブルーノ まずは大事な勝ち点3をとれたこと。日本のW杯の歴史でも開幕戦の初勝利でした。その意味でも非常に重要な勝利だと思います。現実的には、今日の登録メンバーの14名のうち、12名が初めてのW杯であり、スタッフも8人中7名が初めてのW杯でした。そういうところも含めて、非常に重要な勝利でした。大会の進め方という点で言えば、4-0よりも、8-4の得失点差4のほうが、得点で上回れるので、その点でもよかったなと思います。

――いま、それでスペインを上回って首位ですからね。

ブルーノ はい。

――アンゴラについて、あまり情報がなかったということでしたが、対戦した印象はいかがでしたか?

ブルーノ もともとのスカウティングでは、2020年のアフリカ選手権、最近の準備段階でこちらに入ってからの数試合しかありませんでした。ただ、プランニングでは、モロッコが似たような対戦国であり、事前に準備できました。実際に対戦して1対1、スピードであったり、我々が普段味わうことのないタイプの選手との対戦になりました。大事なのは、そういうことを知ること、そして知るだけでなくしっかり勝つことです。

――点も入ったのでいいところもあったと思いますが、時間もないので改善すべき点の話をさせてください。失点のところ、逸見選手のボールキープから失点しました。関口選手は「クリアー」と声も出していた状態でしたが、そこに関してはどう捉えていますか?

ブルーノ 背景には、最初に言ったようにW杯の初戦であったこと、全体的にチームとして経験値がない、そういう背景のなかで起きたという一つの認識です。自分たちのゴールにもっとも近いエリアでのミスは、いまおっしゃった失点だけでなく、今日の4失点はすべて、そのエラーが起きてはいけないゾーンでのエラーでした。大事なのはそうしたものを抽出して、次のゲームに向けて改善することが大事だと思っています。

――セットを毎回4人全員で代えるのではなく、一人ずつ入れたり、サードセットは全員変えたりしていました。これはアンゴラ戦の特有のものでしたか?

ブルーノ まず前半に関しては、全選手がピッチに立つことが狙いとしてありました。セットで変えつつも、ポジションごとに変えて、大枠のセットごとに変えて、全員がピッチに立つやり方でした。後半に関しては、前半のプレーやゲームの流れを踏まえて、一人ずつ代えていく手法を取りました。ただ、これは固定的な自分のやり方というわけではなく、大事なことは、柔軟性を持って、事前のゲームプラン、実際にゲームで起きていることの読み取りのなかかから、柔軟性を持ってやっていくことが、一番大事じゃないかと思っています。
 最後に私から一言、言わせてください。リトアニアまで来ていただくのが、難しい状況のなかで来ていただいたみなさんに、直接感謝を伝えたいと思います。また、リトアニアまで来たくても、来ることができずに、日本やいろいろなところで応援してくれている皆さんにも、感謝を伝えるとともに、この勝利を送りたいと思います。

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