帝京長岡で高校日本一&MVP。ロベカルにもアシストした、パスセンスに秀でる未完の大器。シュライカー大阪⑥齋藤 日向
「今すぐにでもFリーグに欲しい逸材」
今から3年前の2016年、帝京長岡高等学校のエースとして、第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会で優勝。大会MVPにも選出され、大会を取材したフットサルライター・本田 好伸氏にも「大会を通じて圧巻のパフォーマンスを示し続けた」「今すぐにでもFリーグに欲しい逸材」と絶賛された、齋藤 日向。
決勝戦、関東地域第1代表・フットボウズ・フットサル U-18(東京都)との試合は8-6という「サッカーでは絶対ない」という乱打戦に身を置きながら、希望する大学サッカー部の練習にも参加し、大学サッカー入りの意思を固めていたハズの齋藤も、フットサルの面白さに"魅了"されていたー。
これまでのシュライカー大阪の選手インタビュー記事一覧は下記の通り。
◆大阪の未来、日本の未来を切り拓く、若きサイドアタッカー。シュライカー大阪⑭仁井 貴仁
◆前歯7本を折るケガから復帰。シュライカー大阪①高見 政顕。『名古屋と大阪の違い』など
◆シュライカー大阪?檜山 昇吾のゴレイロ論。『本能でやらない』『準備ですべてが決まる』『キーパーこそ、子どもの頃に、フットサルを』
◆シュライカー大阪⑨前鈍内 マティアス エルナンに訊く、アルゼンチンのフットボール事情。シュートが得意になるまで
◆シュライカー大阪キャプテン⑱田村 友貴『フィクソに求められるのは、コーチングと予測』
野球少年になるはずだった、齋藤少年
新潟で生まれ育った齋藤は、"野球"を習うはずだったー。
公園で友だちと遊ぶときも、「サッカーよりも野球をすることが多かった」という。しかし「野球を習えるのは小学3年生からだった」。そして小学2年生の時、友だちのお母さんから「一緒にサッカー習わない?」と誘われる。
齋藤は"とりあえず"1年間だけサッカーを習い、3年生になったら、野球を習いたいと両親に相談。しかし両親に「"とりあえず"はダメ。サッカーをやるなら野球はやらない。野球をやるなら、1年待ちなさい」と諭され、サッカーを選択した。
最初は野球よりサッカーをやりたくなったというよりは、「友だちと一緒にやりたかった」のだと打ち明ける。
雪国により培われた、フットサルスキル
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