「アジアチャンピオンは長年の目標」引退を考える歳かもしれないが「代表復帰を目指す」
2022年12月17日(土)、福井県営体育館で行われた、日本女子フットサルリーグ2022-2023 上位リーグ、アルコ神戸×SWHレディース西宮戦後の、SWHレディース西宮㉑山本 彩加選手のインタビューです。
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文・写真:北谷 仁治
失点シーンは「キーパーチャージだろうと思ってしまった」
ーまずは今日のアルコ神戸戦を振り返って、いかがでしたでしょうか?
山本 彩加選手「前半の前半に失点してしまって・・・。
あれがちょっと全てだったな、と思うんですけど・・・。
自分的には『キーパーチャージだろう』と思ってしまって・・・。
でもそれがあの時間帯だったので、やっぱり最後まで(ボールを)掴み切って、流れを止めたかったな、とていうところはあります。
けども、試合通して、ずっと攻めるような展開が続いてたので、『どこかで取り返してくれるだろう』とていうのは、メンバーを信じて、やっていました。
後半、ちょっと攻められてるところもあったんですけど、こっちがずっと攻めている分、カウンターが来るっていうのはわかってたことなので・・・。
そこにい対してはしっかり連携して対応できたかなと思います」
―失点のシーンは、江口選手のボール後ろにこぼれたり、少しアンラッキーなところもありましたか?
山本 彩加選手「そうですね。まぁ自分的には、[ファウルかな]と思ったしまったところが、アカンかったなと思って・・・。
やっぱり最後までやりたかったです」
「キーパーは4人で切磋琢磨できている」「次はミレリがやってくれると思う」
ーキーパーに関してはミレリ選手とのポジション争いが激しいのかなっていう気はするんですが・・・、今日の試合に出場するにあたって、監督から何か言われたことありますか?
山本 彩加選手「いや、一切ありません。(笑)」
ーそれはいつも通りですか?(笑)
山本 彩加選手「そうですね」
ー特に出場理由とかを告げられるわけでもなく?
山本 彩加選手「も・・・はい。特に、いつも、ありませんし・・・。
ミレリとというか・・・、キーパーは4人いて、本当に4人ともすごくいい選手なので。
そこの4人で切磋琢磨して・・・。
まぁコンディションが自分もすごく良かったところもあって、使ってもらえたのかなと思いますけど。
ミレリはたぶん、明日やってくれるだろうと思います。(誰が出場か)わかんないですけど。
直前にならないとウチは(誰が出るか)わからないです」
「マヨ(アルコ神戸・佐藤 麻陽選手)がすごい止めるな、と思って、見ていた」
ー決定機、シュートシーンがありながら、なかなか点が入らない展開だったと思いますが、後ろから見ていていかがでしたか?
山本 彩加選手「もうマヨ(アルコ神戸の佐藤 麻陽選手)が、すごい止めるなって思いながら(笑)」
ー今日は両方、キーパーがすごかったですね。
山本 彩加選手「いえいえ、私はそんなに・・・。
マヨが本当に、今季すごい良いのは、私も刺激されている部分でもあるし。
たぶん彼女もまた代表に戻りたいと思ってるだろうし。私も代表に戻りたいと思ってるので。
そこは、『本当に良いキーパーだな』と思って、見ていました」
「アジアチャンピオンは長年の目標」「代表に戻りたいと思っている」
ー来年アジアインドアもあるみたいで・・・。
山本 彩加選手「そうですね。
もちろん、引退とかも考える歳ではあるんですけど・・・。
ただ、選ばれようが選ばれまいが、アジアでチャンピオンをとるというのは、長年、目標としてきたところなので。
アジアの大会があるというところで、『そこまで現役でいたい』という気持ちは固まりつつあります」
ー(代表監督の)須賀さんもスタンドで観ていましたが・・・。
山本 彩加選手「そうなんですか」
ーアピールどうでしょう?(できましたか?)
山本 彩加選手「いや、全然アピールできていないと思いますけど・・・。
自分の中でやっぱり今季、試合出場数も少ないところもありましたし。
コンディションがずっと良くなかったっていうのがあって・・・。
今、ちょっと上がって行っていて、最後の選手権までもうちょっと上げて行けたら、来年に繋がるかなっていう形では思ってます」
ーコンディションに関してはケガか何かですか?
山本 彩加選手「そうですね。
1節の北海道戦でちょっと接触したのが、まず一つあって。その怪我を2ヶ月ぐらい引きずってしまって。
後は、コロナなってしまって・・・。そこからちょっと崩れてしまったっていうところはありました。
この歳なので、なかなか戻すのは、ちょっときついのはありますね」
同点ゴールは「信じていた」
ーSWHのゴールについてですが。その前も江口選手がチャンスをつくっていて、最後、押し込んだ感じで、ゴールが決まったかと思いますが・・・
山本 彩加選手「信じてました(笑)」
ー同点ゴール直後の気持ちは?
山本 彩加選手「いやもう、やっとやってくれたと思いました。
『やっとやな』って、ミツキ(窪田 美月選手)としゃべってました。
あともう一点取りたかったですけど・・・」
課題は得点不足。その要因は?
ーそこはどうでしょう?今季、チームとしても、得点の部分で苦しんでるようですが・・・。
山本 彩加選手「アルコさんでさえ、結構ちょっと引き目で守って来られるので・・・。
ウチに対して、リスペクトを持って頂いてるんだなっていうところは、正直ありがたいところですけど・・・。
やっぱりそこに対して崩し切れない、決め切れないっていうところは、やっぱりシーズン通しての課題ですし。
それが今までは、『1失点だったら大丈夫だろう』『2点以上は取ってくれるだろう』というシーズンが続いてたんですけど・・・。
今季は本当に、0-0、0-1、1-1・・・という、2点以上取ることが結構難しい試合が続いているので。
でも、チーム的には雰囲気も良くなってきてるし、優勝はなくなってしまったんですけど、来季に向けて、選手権もありますし。
そこに対しては、ブレずにやっていきたいなと思います」
―最後、明日の試合に向けて、ミレリさんが出るんじゃないかという話もありましたが(笑)、意気込みをお願いします。
山本 彩加選手「私ももちろん、『全試合出たい』という思いはもちろんありますし。
ホームゲームの時に、流経さんと(試合を)させて頂いて・・・。
やっぱり『今年の流経は違うな』とていうのはもちろん思っていますし、
たぶん、宮本 麻衣選手が引退を表明してるので、思い入れも強いと思いますので。
こちらも気持ちで負けずに。
私もピッチでももちろん表現したいですし、ベンチでも表現したいなっていう風には思ってます」
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Futsal Media Note
フットサルメディアを運営している三者による共同webマガジン。 発起人のFutsalXの河合拓、PANNA FUTSALの海野伸明、フット…
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