3シーズンぶりにFリーグ復帰のF2・仙台がF1・横浜に勝利。キャプテン・平澤 凌選手「僕らが触発して、もっとFリーグを盛り上げたい」
5/25(水)~27(金)、エスフォルタアリーナ八王子にて、Fリーグオーシャンカップ2022の1回戦~3回戦が行われた。
2日目、5/26(木)、Fリーグ(F2)復帰のヴォスクオーレ仙台は、F1のY.S.C.C.横浜と対戦。
横浜・矢澤 大夢、仙台・税田 拓基、互いの守護神の活躍もあり、試合はスコアレス、0-0となり、勝敗の行方はPK戦へ。
このPK戦を4-2で制した、ヴォスクオーレ仙台が3回戦にコマを進めた。
以降は、ヴォスクオーレ仙台・平澤 凌選手インタビューです。
下剋上。F1のチームに勝利できた要因は?
―まず、試合を振り返っていかがでしたか?個人的には横浜の前評判が高かったので、正直、仙台が勝つとは思っていませんでした・・・。
平澤 凌選手「まぁ、そうですね。たぶん下馬評は、横浜さんの方が上っていうのがあったんですけど・・・。
こっちのチームも、横浜さんとの試合は凄い・・・、とてもハードなものになる、っていうのは試合前から言ってましたし、フィジカル的な面ですごいタフな試合になる、っていうのは思ってたので・・・。
そこで前からプレスをかけて、できるだけ相手陣地でプレッシャー、っていうのを話ししてたので。
そこが形につながったのが、今回、結果につながったと思います」
―スコアは0-0でした。攻撃に関してはいかがでしたか?
平澤 凌選手「そうですね。攻撃に関しては、4枚で回そうということだったんで、4枚で回して、いい部分もたくさん作れて、最後のフィニッシュの部分がちょっと課題かな、という風に思ったんですけど・・・。
課題を見つかって、次につなげられるかなと」
F1の横浜に勝利できたことで"手応え"を感じたか
―だいぶ手応えも感じれた?
平澤 凌選手「そうですね。やっぱり2年間、ヴォスクオーレ仙台もFリーグから退いていた、というのがあったので・・・。
ここで、ちょっと今シーズンから2シーズンぶりに、Fリーグの舞台に帰ってこれるっていうことで、まずは二年間やってきたことを今日出そう、っていう風にチーム全員伝えて。
今日それが体現できたのかなっていうのがあるので・・・。
この結果で満足せず、来月リーグ戦から、開幕戦から、ギア上げていければと思います」
Fリーグでやりたい想いはあった?関東から仙台に行くキッカケは?
―平澤選手のフットサル歴を教えていただけますか?
平澤 凌選手「自分は8八年ぐらいですかね。
もともと関東リーグでやってて、BRBでやらさせてもらってて・・・。
4年前に、仙台のサテライトの方に来させていただいて、そこからずっと、っていう感じですかね」
―仙台に行くキッカケは何だったのでしょう?
平澤 凌選手「同じチームの、BRBの監督さんとかにも話をして・・・。
『仙台いいんじゃない』っていう風に話をしてもらって。
いろいろ話して、とりあえず『受けさせてもらおう』っていうことで、それで、(仙台に)拾っていただいたって感じです」
―Fリーグでやってみたい想いはあった?
平澤 凌選手「そうですね。Fでやりたいって気持ちはずっとあったので。
挑戦したっていう感じですね」
―今日の試合、最後はPK戦でした。PK戦を振り返って・・・。
平澤 凌選手「そうですね。第一キッカーのところで、やり直しとかあったと思うんですけど・・・。
そこで流れはウチに傾いてたのかな、っていうのは、個人的にもチーム的にも思っていましたし・・・。
まぁ後はもうキッカーとキーパーを信じて、という感じで・・・。
チームの勝ちたい、っていう思いが繋がったかな、っていうのは思います」
―明日の試合に向けて意気込みをお願いします。
平澤 凌選手「明日はしながわさんということなので、リーグ戦前に戦わせていただくことは、すごいありがたいことですし・・・。
ここで、自分たちの今、持ってるもの全てぶつけて、どれだけできるかっていう・・・。
ヴォスクオーレが帰ってきたっていうのは、また明日も証明できればなと思います」
僕らが触発して、もっとFリーグを盛り上げたい
―さっき終わった試合は、2試合とも、F2がF1に勝ちましたね。
平澤 凌選手「そうですね。今シーズンF2も9チームになりましたし、やっぱりどうしても、『F1リーグとF2リーグの差がある』っていうのは多分、もしかしたら世間の皆さんが思ってるかもしれないので・・・。
僕らが戻って、また新しいチームも新規参入して、F2リーグ自体に、僕らが触発していって、もっとFリーグが盛り上がればな、というふうに思うのでそこは頑張っていきたいです」
仙台は『人間性』が素晴らしい人が揃っている
―フットサルを見に来る人、ヴォスクオーレ仙台の試合を見に来る人がポイントとして見ると面白い的なところを教えてください。
平澤 凌選手「フットサル自体、攻守の切り替えが早くて、とても展開が早いので、スポーツ自体はとても面白いと思いますし・・・。
距離感が近いのもそうですし、サッカー以上にアグレッシブなプレーが多く見られると思うので。
ヴォスクオーレ仙台自体は、とてもチーム内の雰囲気も良いですし、とにかく一人一人人間性が素晴らしいもの持ってる選手がたくさんですので・・・。
チーム全体、スタッフも含め、監督さんも含め。なのでそこを、試合につなげて、勝利を掴み取れればと思っていて・・・。そこに注目していただければと思います」
―フットサルで言うと、切り替えとか、トランジションの部分はチームの中で、監督含めて、意識している?
平澤 凌選手「そこは重要視して、監督からもお話しいただいてるので、体現できればと思います」
取材・文:北谷 仁治
ヘッダ写真:勝又 寛晃
オーシャンカップレポート①
いきなり好機に絡むもゴールならず。キーパーからフィールドプレイヤーに転向した坂 桂輔が感じていること
オーシャンカップレポート②
若きゴールゲッター"長坂 拓海"に得点力が上がったポイントを聞いてみた
オーシャンカップレポート③
浦安・イゴールの守るゴールをこじ開けれず。無得点に終わったすみだの課題と対策は?
オーシャンカップレポート④
永井監督が語った、2点を先行される苦しい展開をひっくり返した要因とは?
オーシャンカップレポート⑤
北九州の新監督に就任した中嶋 孝行氏。今後出てくる"中嶋色"のフットサルとは?
オーシャンカップレポート⑥
F1のペスカドーラ町田からハットトリック。"未完の大器"宮下 豪也の得点力の秘訣
オーシャンカップレポート⑦
ハードワークするU-19フットサル日本代表に苦しみながらも公式戦初采配を逆転勝利。甲斐 修侍が率いるペスカドーラ町田のフットサルとは?
オーシャンカップレポート⑧
新チームの"柱"のひとりへ。ファーストゴールをあげた南雲 颯太の今シーズンの「少し高め」の目標とは?
オーシャンカップレポート⑨
リーグ戦、大丈夫?アグレミーナ浜松がフィールドプレイヤー7名だった理由と今後の対策
オーシャンカップレポート⑩
人数不足も解消?代名詞とも言える『1対1』を武器に、マルバ水戸FCがF2をかき回す
オーシャンカップレポート⑪
取り組んできたことは試せた。ヴィンセドール白山のホーム開幕戦での"再戦"で借りは返す。
オーシャンカップレポート⑫
去年の自分のレベルは本当に低かった。代表活動に入ったのをキッカケに「変えた」町田を苦しめたU-19の守護神・井戸 孔晟
オーシャンカップレポート⑬
『他の人を引き立てる』吉田 圭吾が新加入。「高いレベルでアシスト、ゴールを量産していく」
オーシャンカップレポート⑭
「選手は使い捨てじゃない」3日間連続開催に、森岡 薫が異議。
オーシャンカップレポート⑮
日本人選手はブラジル、スペイン、ロシアと比べても早い?名古屋オーシャンズの新外国人助っ人・ダルランの第一印象とは
オーシャンカップレポート⑯
右目が見えず、左目も「ぼんやり見える」状態でフットサルに挑戦する、松本 光平がデビュー戦で、『絶対王者』の名古屋オーシャンズと対戦
オーシャンカップレポート⑰
「内容と結果、両方、大きな期待をして待っていて欲しい」浦安・三笠 貴史が「リーグ優勝目指す」
オーシャンカップレポート⑱
元チームメイトのチアゴとのマッチアップも。しながわとの苦い"初対戦"を振り返った、シュライカー大阪のキャプテン・田村 友貴
ここから先は
Futsal Media Note
フットサルメディアを運営している三者による共同webマガジン。 発起人のFutsalXの河合拓、PANNA FUTSALの海野伸明、フット…
よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは取材費に使わせて頂きます。(_ _)