日本代表で2試合連続ハットトリック。日本を世界に導くアラ・オフェンシボ。シュライカー大阪⑧加藤 未渚実
これまでのシュライカー大阪の選手インタビュー記事はこちらにまとめてます。
個人的に、森岡 薫の次に、日本フットサルの"象徴"となるのは、この男、加藤 未渚実だと思っているー。
フットサルワールドカップ出場権をかけた、アジア選手権(AFCフットサル選手権)。の、予選のAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020予選、第1戦のマカオ戦(14-0)、第2戦の韓国戦(4-2)の2試合で、連続ハットトリックという偉業を達成し、日本代表をアジア選手権へ進めた立役者だ。
フットサルでは"左利き"の主戦場は右サイドとなるー。
加藤 未渚実は攻撃的な右アラとして、シュライカー大阪だけでなく、日本代表でも、"欠かせない選手"として、大きな存在感を放ち続けている。
加藤 未渚実は、稀有な存在だー。
フットサルには"小学生"年代から、触れている。カワムラFC(小学生時代は瀬戸NFC)という先進的なクラブで、小学生の時から、サッカーのみならず、フットサルもやってきた。
Fリーグの絶対王者である、名古屋オーシャンズのある愛知県に育ったのも大きかったかもしれない。高校年代は名古屋オーシャンズU-18で、本格的にフットサルに取り組んだ。
「子どもの頃からフットサルをしていれば・・・」と過去を振り返るベテラン選手はFリーグの中にも多いが、加藤はまさに"子どもの頃からフットサルをしてきた"選手なのである。
そして、その才能はある男によって見いだされ、幾度となく、加藤の"戦いのステージ"は引き上げられてきた。
加藤の好きな言葉に『水は方円の器に随う』という言葉があり、横断幕もつくられている。
水は入る器の形に従って形を変える。つまり、人は環境や友人によって、良くも悪くも変わるということわざだが、加藤は自身を「厳しい環境に置くことで成長できる」と信じ、更なる高みを目指している。
加藤 未渚実のプロフィール
愛知県瀬戸市出身。A型。性格は負けず嫌いで几帳面、「抜けているところは、抜けている」という。2才上と、4才上に兄がいる。
好きな食べ物は、からあげ、親子丼、炒飯・・・。甘いもの・デザートも好きで、カフェラテやパイナップルも好きだという。
嫌いな食べ物は、みょうが、梅、生の青魚、生のわかめ、レバ・・・。
フットサル以外の趣味は、卓球、漫画、映画。趣味ではないが、体調管理の一環で、5月からヨガもやっているという。
おすすめの漫画は『ファンタジスタ』。おすすめの映画は『イエスマン』『メン・イン・ブラック』。海外ドラマの『シャーロック・ホームズ』や『スーツ』『ホワイトカラー』も好きだという。
休日は、カフェや映画や温泉に行って過ごす。ストレス解消法もカラオケや温泉、美味しい物を食べること、だ。
実家ではパピヨンを飼っていて、行きたい国はイタリアとブラジル、ハワイ、グアム・・・。ポルトガル語を勉強中で、ブラジルではリスニングを試してみたいという。
試合前のルーティンは、試合前日にシャトルランなど、心拍・神経系のトレーニングをすること。試合時間に寝ないこと。
尊敬するのは父親と、「グレ(木暮 賢一郎)さん」。
両親は元教員。一定の厳しさの中でも自由に育てられた
「両方とも教員。母はもう辞めて、今は自宅で塾を開いている。父は早期退職しました」両親が教員だったということで、「ちゃらんぽらんではダメ」と厳しく育てられた。「基本的には母が言ってくれて、聞かなければ父が出てくる。家の外にも出されたりもしました」
それでも習い事などは「やりたいことを自由にやらせてくれた。先のことも考えて、色んな可能性を託してくれていたのかな・・・、と今となっては思います」という。
フットサル・サッカー以外には、習字、そろばん、スイミング、空手に通った。
年中・年長から始めて、小学生から本格的に瀬戸NFCサッカー・フットサルを習い始めた。
中学ではいったん中学校のサッカー部に入ったが、瀬戸NFCがジュニアユース(カワムラFC)を立ち上げると言うことで、カワムラFCへ移籍。
高校(愛知県立旭野高校)では「高校のサッカー部に所属しながら、名古屋オーシャンズU-18に通っていました」。高校サッカー部の顧問の理解もあり、「メンバーの中には快く思っていなかった人も居るかもしれない」が、サッカーとフットサルを両立した。
名古屋オーシャンズU-18では背番号『10』を背負った。この時のポジションは"フィクソ"で、ボールを回す役割を担っていたと、Wikipedia情報にあるが「後ろからドリブルで上がったりしてましたね」とフィクソ時代を振り返る。
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