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『ラストシーズン』幕開けを鮮やかなカットイン逆転ゴールで飾った、浪花節な男のここだけの話
2023年5月16(火)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都)で行われた、Fリーグオーシャンカップ 2023の1回戦、O-PA×ペスカドーラ町田戦、逆転ゴールをあげた、ペスカドーラ町田②日根野谷 建キャプテンインタビューです。
八王子のスクール生の子たちも来てくれて、良い雰囲気の中で試合ができた
ー試合の感想からお願いします。
日根野谷選手「まぁ、相手も良いチームだったので・・・。最初から難しい試合になるとは思ってましたけど・・・。
やっぱり最初に失点してしまって、(相手も)ハードワークしてくる中で、こっちもチャンスはあったんですけど・・・。決めきれずに、前半1-1で折り返したので、どうかなと思いましたけど・・・。
焦れずに、落ち着いて試合を進めることができたので、少し最後バタバタしましたけど・・・。
初戦でもありますし、もちろん、初めての試合で、あとは町田から結構近いし、ここでもスクールをやっているので、八王子の子どもも、たくさん来てもらってる中で、いい雰囲気で試合できたことが、勝ちにつながったかと思います」
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ースクール生をハラハラさせてしまいましたね?
日根野谷選手「ハハハハ(笑)。そうですね。
子どもはそれ、わかっているのか・・・、わからないですけど・・・。
まぁまぁ、勝つ姿を見せることができたし、良かったと思います」
ースクールをやってるところであのシュートを決めるんだね。(河合 拓)
日根野谷選手「そうですよ!みんな、『あれをやれ』ってことですよ。(笑)」
ー持ってますね?
日根野谷選手「持ってる・・・?
そうですね。あまりシュートは当たってなかったので・・・。
ちょっとどうしようかなと思ってて。
思いっきりよく行った方が良かったかな。
前半全然駄目だったので、後半少し、自分が落ち着いた部分もあったので、何とか修正できて良かったですね」
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ーラストシーズンですか?まだやれそうな気がしますが?
日根野谷選手「いや!もう・・・。もうしんどいですね。しんどいというとあれですけど・・・。
やっぱり若い子もたくさん入ってきて、その子達がすごいいいプレーしてるので、僕がピッチで、チームのためにというより・・・、仕事で行けなかったりもあるので、僕はもちろん最後の年なので、活躍することを願ってやりますけど、若い子達があれだけやってくれたので、あの姿をもっともっと僕も応援したいですし・・・。
僕以上に活躍してくれることは願っています」
若い子たちに「任せられる」。引退するのは「この辺だと思う」
ーでは、結構ポジティブというか・・・、『若い選手に任せられる』という気持ち、想いがあって引退できる?
日根野谷選手「そうですね。それは間違いないです。
去年のリーグの最後の方なんて、僕あんまり出れていないし。
試合で、若い子達を見ていても、全然・・・、昔からいる選手たちと同じような、それ以上の活躍ができると思いますし、優勝を掴めるぐらい力があると思うので。
そこは不安なく、もう若い子達が、これから先チームを勝たせてくれると信じてるので。そこは割り切ってというか・・・。
チームの中で、若い人たちと一緒に居るのもしんどいですしね。(笑)
引退するのは、まぁこの辺かなと思います」
ー(引退を)シーズン前に発表したのは、こうしてスクール生や、たくさんの人に見てもらいたいという想いがあるから?
日根野谷選手「そうですね。こうやってたくさんの人に見に来てもらえますし。
後はやっぱり、最後だってわかって見に来てもらえるって言うのが、皆がそれを楽しんでもらえると思うので。
前に引退発表した時も言いましたけど、1試合1試合・・・。もしかして今日が最後になるかもしんないし。
今日は前半良くなくて、後半少しちょっと盛り返しましたけど・・・。
もしあのまま良くないプレーが続いていたら、多分これから試合には出れなくなりますし。
1試合ずつ、良いことも悪いことも、みんなに楽しんでもらいたいから、というのはありますね」
ーフットサル歴でいうとどれくらいになるのですか?
日根野谷選手「フットサル歴は、2010年に大学辞めて、そこから始めたので、13年になりますかね・・・。
―大学の時はサッカーで、そこからフットサルに転向するのには、何があったのでしょう?
日根野谷選手「いろいろあって・・・。あんまり話してないんですよ、この話。
本当に仲良い友達とか、地元の子しか知らない・・・。いま話し切れないですけど・・・。
ちょっと大きな出来事があって、(それがサッカーを)辞めるキッカケになって。
もともとFリーグを観に行ったり、大阪であった日本×イタリア代表戦をに行ったりしていて。
当時はサッカーをやってたんですけど。『フットサルって世界と戦えるスポーツだな』と思って・・・。
それでもサッカーをしてて、やめるキッカケの時に、色々と・・・その先サッカーやるのか、何をするのか考えた時に、『フットサルに挑戦しよう』と思ったのが、一つの理由ではありますね」
「フットサルやろう」「東京に行こう」勢いで東京行きを決めた
ー大学でサッカーをしていて、その『フットサル見に行こう』となったのは何かキッカケがあったのでしょうか?
日根野谷選手「子どもの頃、小学校の時のチームがフットサルもサッカーもやっていたり。後は高校の時のトレーナーが、『フットサル、面白いよ』というのはよく言っていて。
高校の時から、たまに見に行ったりとか、大学の時も、時間あったら見に行ったりしてたので。なんか身近には(フットサルが)あったかなと・・・。
それで仲の良い友達がデウソンの下でやってたので、そいつからもよくフットサルの話を聞いてたので、ずっと興味はあったんですけど・・・。
もちろん大学ではサッカーもやりたくて、1年はサッカーをやってたんですけど。辞めるキッカケと共に、『フットサルやろう』『ペスカドーラ入ろう』と思って。
『東京に出て行こう』みたいな・・・、勢いで来たんですけど・・・」
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ー『ラストシーズン』と宣言してのシーズン、どんなシーズンにしたいですか?
日根野谷選手「もちろん優勝をしたいです。
オーシャンカップ・・・、後は、リーグを1回も優勝してないので。
リーグ優勝、選手権優勝、全部優勝したいですし。
こうやって難しい試合もありますけど、最後までみんなで我慢しながら試合を続けて、できれば全部の試合に勝つぐらいの気持ちで最後は本当に、優勝して終わりたいと思います」
優勝できると思える練習を「普段している」
ーリーグ優勝で言うと、強いチームが居ますが、今年優勝できそうな・・・、これまでとの違いだったり、見込みや要因はありますか?
日根野谷選手「まぁ強いチームはもちろんありますし、それこそ名古屋は一番強いし、それ以外のチームで(勝点を)落とすことも、去年もたくさんあったので・・・。
本当に1試合ずつ、丁寧に、後はみんな焦れずに戦うしかないと思います。
町田がすごく『抜けた』選手がいるわけではないですし・・・。スターみたいな、『この選手が絶対点取る』という選手は居ないので。
全員が試合に向ける気持ちを作って、今日みたいに最初に失点したとしても、落ち着いて試合を、最後40分トータルで考えて戦えれば、優勝できると。それだけの練習を普段してると思うので。
みんなでブレずにやれば、優勝できると思います」
ー甲斐監督で2年目なので、積み上げもありますね?
日根野谷選手「ありますね。それはあると思いますし、甲斐さんがジュニアユースでみてた子達なので。そこの皆の信頼関係があるので。
やっぱりみんな、そこは甲斐さんの人間性を信じて、みんなが惹かれる魅力的なところに、協力して、みんなで一丸となれるチームなので、力を合わせて優勝できると思います」
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「振り向いたら子どもたちが見えた。みんなのおかげで決めれたのだと思う」
ー苦しい状況の中でのゴールだったと思いますが、ゴールシーンを振返っていただくと?
日根野谷選手「前半もシュートあんまり当たってなくて。その前のシーンも左足で打って、全然枠外行って(笑)、[これもう左足あかんなぁ]と思っていて・・・。
でも、相手が必死になるイメージはできていたので。後半のどこかで『キックフェイントは入れよう』と思っていて。
(山中)翔斗からの良いカットインで、先手が取れて、相手はそこで慌ててくるというのは、ある程度を想定していて、たまたまいいところ・・・、子どもたちに教えているような・・・良いところに切り返して、シュートは本当思いっきり、狙っては無いですけど、思いっきり蹴って・・・。
自分でびっくりするぐらいキレイに入ったので。まぁ駆け引きもありますし、運もあります。
振りむいた瞬間、子ども達が手を振ってたのが見えたので。
みんなのおかげで決めたのかなと思いながら・・・。嬉しかったですね」
結婚のため、「2年前にも引退を決意した」
ーあんまり聞いたことないんだけど、(引退の話をチームメイトに向けて)話し始める前から大号泣したってなんなの?(河合 拓)
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