F1を席巻した『ボルクプレス』。2人で3枚を見る、逆トライアングルの罠。すみだ戦、北九州の2点目を独自に徹底解説#4
※写真はこの試合のものではありません。
2021年2月14日(日)、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われた、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1、ボルクバレット北九州×フウガドールすみだ戦から、北九州の『前プレ』からの2点目を、独自解説させていただきます。
※0分50秒からのシーンです。
これまでの『独自に徹底解説』シリーズはこちら。過去2本は以下からどうぞ。
『ポジショニング』と『判断』で、『2人で3枚見る』ことに成功した北九州
すみだ最後尾、右サイドに預けられたボールに対し、北九州が『前プレ』をかけていく場面から始まります。
状況としてはすみだは逆サイド、ほぼ平行に㉔北村が『パスコース』『サポート』を確保しており、両手を広げて「パスを出しても大丈夫だ」とジェスチャーしています。
この㉔北村をマークする北九州の選手は⑤花嶋でしたが、この⑤花嶋選手のポジショニングと対応が"抜群"でした。
結果として、『3枚』の相手選手を『前線』『1列目』の『2人』の選手で、つまり『2対3』の『ひとり少ない状態』で対応することに成功したからです。
攻撃側の3枚目が最後尾ラインに近づいたときは、『2人』で対応することが可能となる
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