ミニ企画展第2弾「薬用植物園」を開催しました
不倒館ミニ企画展第2弾は「薬用植物園」をテーマに、8月28日(月)~31日(木)まで薬草園・薬木園設置から現在に至るまでの薬用植物園の写真を展示しました。
昭和29年(1954年)に近畿大学東大阪キャンパスに薬学部が設置され、同年に薬学部が管理する薬草園(のちの薬用植物園)が15号館(現・18号館南棟)、薬木園が16号館(現・アカデミックシアター)のあたりに造られました。
キャンパス内にあった薬草園・薬木園ではキンカンやツバキ、サザンカ、サンショウ、カクレミノなど約99種もの薬用植物が医療用漢方薬の原料となる”生きた製薬標本”として管理栽培され、園内の整備も進んでいきました。
平成26年(2014年)からの東大阪キャンパス整備計画「超近大プロジェクト」に伴い、平成27年(2015年)に現在の近大通りに移転しました。
現在も薬用植物は管理栽培され、生きた生薬標本として講義や生薬学実習などにおいて薬学部生の教育に活用されています。
また、平日は一般の方の見学が可能で、その他にも見学会や公開講座、附属高等学校・中学校などの課外授業の受け入れなども行っています。
今回の展示では薬用植物園から提供された薬用植物を、入口前と展示室内に展示しました。
今回のミニ企画展の様子は不倒館公式YouTubeで公開しています。こちらの動画からお楽しみください。
文:広報室建学史料室
(2023年11月30日公開)