地方のweb制作会社で6年働いた私が市場価値を高めるために実施した5つの行動
みなさんこんにちは。久しぶりのnoteの執筆です。
2022年4月1日からweb制作会社のベイジにwebディレクターとして入社しました。入社して2ヶ月が過ぎ、先日は長野から東京のオフィスに出社して仕事をしてきました。
ベイジの文化や社内のルールにも慣れ、日々のルーティンもだいぶつかめてきました。ここで1つの区切りとして、ベイジに転職した経緯をお伝えしつつ、わたしがキャリアの中で意識して行動してきたことを記憶が鮮明なうちに残しておきたいと考え、筆をとっています。
今回の記事は大きく2つの構成に分けています。
1つ目は、「ベイジにエントリーした経緯」について。
2つ目が本題の「地方web制作会社で6年間働いた私が市場価値を高めるために実施した5つの行動」です。
本題が先に知りたいという方は目次を貼っておきますので、すっ飛ばしていただいて構いません。
この記事がベイジにエントリーしてみたいと考えている人はもとより、web制作業界で自分の市場価値を高めたい、ステップアップしたいと考えている人へのヒントになれば嬉しいです。
また今回のnoteでは、わたしがベイジにエントリーした際のポートフォリオ(Notion)を公開いたします。実績の部分や公開できない情報は伏せてありますが、ポートフォリオの1つの型として、今後転職活動や営業活動をされる方の良い材料になれば良いなと考えております。そのため、Notionでの複製も可能な状態しております。ぜひご活用ください。
※ポートフォリオはこの記事の最後に用意してありますので、最後までご覧いただけると幸いです。
ベイジにエントリーした経緯
初めてベイジを認知したタイミング
わたしがベイジを認知したのは2016年まで遡ります。はてなブックマークのホットエントリーに代表の枌谷の日報が上がってきており、たまたま記事を見かけたのきっかけです。『ワイヤーフレームを捨ててHTMLプロトタイプに移行した結果』という記事でした。
当時わたしはエンジニアからwebディレクターに職種転換をしたばかりで「どうすればwebディレクターとして一人前になれるか?」が興味関心の1つでした。そんな中、この記事が目に入ったため、情報収集の一環として記事をクリックしました。
この記事をきっかけに、枌谷やベイジ社員の日報を読み漁ることになります。日報のなかでは、業務の課題を捉えて言語化することや、従来のweb制作のワークフローにとらわれずに、新しい手法を模索し挑戦していく姿勢、本質を捉える力が垣間見え、そこからすっかりベイジのファンになりました。
情報収集期
それからというもの、ベイジが発信する情報はできるだけウォッチしていました。ウェブ上で発信される情報はもちろんのこと、2018年、2019年と枌谷が登壇するセミナーに長野から東京に足を運んで、オフラインで受講もしていました。
ただ、このときは家族と暮らしている長野県を離れてまで、東京にあるベイジに就職するという選択肢はなく、お手本となる制作会社の1つとして、発信している情報をインプットさせてもらいながら、自社の業務に活かすといった形での関わり方に過ぎませんでした。
ベイジ社員とゆるくつながったTwitter交流期
2019年の夏くらいからTwitterの運用に本腰を入れ始めました。その頃からSaaS系や人材・採用系、web制作を含むデザイン業界といったBtoBビジネス界隈において、個人アカウントでのTwitter運用が流行りはじめ、わたしもそれに乗っかる形でTwitter運用を始めました。
発信を続けることで徐々にフォロワーも増えはじめ、フォロワーの方との交流も増え始めてきました。ちょうどその時期にベイジの現役員である、いまにしとこちょうともリプライでやり取りすることが増え、2年前の2020年の5月に2人含むメンバーではじめてZoom飲みをしました。
それからは、他のベイジメンバーの方とも1,2ヶ月に一度くらいのペースでZoomで飲み会や好きな音楽を語り合う会、人狼などをやりながらゆるく繋がっている状況が続いていた感じです。
ベイジエントリーのきっかけ
そんなゆるいつながりの保ったまま、直接的にエントリーのきっかけになる出来事がありました。
2021年の8月にわたしがいまにしのツイートに対して「いまにしさんとwebディレクターの仕事や採用についてマジメに語る会をやりたい」とリプをしたところ、快く引き受けてくれ、webディレクターの仲間で真剣に仕事について話す会を開催することとなりました。
その中で、webディレクターの働き方の話になり、ベイジでは新型コロナウイルスの流行以降、リモートワークに移行して、ほとんどの業務は滞りなくできているというお話をしていました。
それがきっかけか分かりませんが、その後ベイジで「地方採用を始める」という方針が決まり、地方在住のわたしにも門戸が開かれた形になりました。
とはいえ、当時勤めていた会社では大きなプロジェクトの最中であったこと、会社も成長軌道に乗ってきていて業務自体も楽しくやりがいがあったことなどもあり、エントリーするかどうかを迷ったのも事実です。
そんな中、いまにしの方からカジュアル面談をしないか?というDMが!
このときは、嬉しかった反面、わたしにも家族がいるため、実際に転職先としてリアルに考えたときに条件や環境が求めるものに合うかどうかという点を懸念していました。
ただ、このカジュアル面談の中で、色々と説明をしてもらい、実際に働いていけそうなイメージがついたため、エントリーをする決意をしたのでした。(実はこの面談をしてから決断をするまで1ヶ月も待っていただいたにも関わらず、快くエントリーを喜んでくれたいまにしさんには、とても感謝をしています。)
ここまでエントリーの経緯をつらつらと書いてきましたが、今振り返って思うのは、わたしがベイジにエントリーしたことは、いろんな出来事や偶然が重なり合った結果だったと感じます。
ベイジが昔から情報発信を続けてきていたこと、Twitterを通じてベイジのメンバーとゆるい繋がりができたこと、新型コロナウイルスの流行の影響によるリモートワークの普及。こうして考えると、ベイジには少なからず「縁」のようなものがあったと転職をして感じているところです。
市場価値を高めるため実施した5つの行動
前置きが長くなりました(笑)。ここからが本題になります。
今までベイジにエントリーした経緯を書いてきましたが、もともと積極的に転職をしようという気はありませんでした。一方で「会社だけに依存して生きていたくはないな」という思いはずっと持っていました。
最近のニュースやSNSを見ていると、社会情勢の変化や経済不況等の外部環境の影響で業績が悪化する、社内体制や働き方の変化で働きづらくなるといった急速な時代変化を感じる人も多いのではないでしょうか。
何かしらの理由で会社が立ち行かなくなったり、自分の価値観と合わない働き方を強いられ会社を辞めざるを得ないとき、果たして生き続けていけるのだろうか。家族を食べさせられ続けることができるのだろうか。
そう考えたときに、絶対に路頭に迷わないように準備はしておこうと考えて、行動をしてきました。結果的にはそういった考えや行動によって、自分の市場価値を高めることができ、転職に成功した形になったと今では感じています。
では、わたしがどんなことを考えながら、行動に移してきたのか、大きく5つをご紹介いたします。
1. 今の業務に真剣に取り組む
どんな会社に転職するにせよ、web制作業界では、中途採用であれば職務経歴書やポートフォリオの提出を求められるでしょう。
特に職務経歴書の提出は必須で、この書類が今までの会社でどんな仕事に就き、どれだけの実績を残せたか、チームや会社に対してどれだけ貢献できたかをアピールする資料になります。つまり、真剣に業務に取り組み、会社やチームに貢献すればするほど、アピールできる実績は増えますし、「この人の業務の話を詳しく聞いてみたいな」と書類選考も通過できる可能性が高くなってくるはずです。
わたしは前職の会社を6年間勤めました。もちろん、はじめから転職するつもりで働いていたことはありませんし、腰掛けのつもりは一切ありませんでした。会社の売上や利益に貢献するために、ディレクターとしてプロジェクトにいつも全力で取り組んできましたし、新規事業の立ち上げも行いました。
また、社内の生産性を上げるために、仕組み化・ルール化的な業務改善も積極的に関わってきました。その結果、わたしが在籍した6年間で会社の売上は約2倍に増加し、社員数も入社当時の倍以上の人数に増えました。
自身の年収もアップさせることができましたし、会社の成長に大きく寄与することができました。もちろん、わたし一人だけの力ではなく、一緒に働いてくれたメンバーの努力があってこその結果でもあることは充分承知しています。
ただその中でも自分が中心メンバーとして原動力となったと自信をもって言えます。それは真剣に業務に取り組んできた結果だと考えています。
2. コミュニティに所属する
わたしはweb制作業界に入ってからいくつかのコミュニティに所属して業務外での活動を行ってきました。
web制作とひとくちに言っても、その業務範囲は幅広いです。ディレクションや制作系、SEOやマーケティング、アクセス解析等、開発系やツール系のコミュニティと多種多様なコミュニティがあります。
わたしは日本ディレクション協会やXDユーザーコミュニティ、ONLINE上司、WordPressMeetUp信州といったコミュニティに属し、セミナーの企画・実施、交流会での情報交換など、外部の方とのつながりを作ってきました。(ちなみに所属するコミュニティは自分が興味ある分野や領域でかまいません。わたしの感覚ではweb系やデザイン系のオープンなコミュニティは初学者や新参者にも優しかったですので、それほど苦労せずに馴染めたと思っています。)
わたしがコミュニティにいろんな所属した理由として「スキルアップ」の側面が強くあったのは当然ですが、それ以外にも主に3つの目的を持っていました。
①自社の業務改善に活かす
コミュニティに属し、メンバーと交流することで、他の会社の人はどんなことで悩んでいるのか、どんなふうに仕事を進めているのかリアリティをもって知り、それらを自社の業務に活かせます。具体的なケーススタディについてディスカッションできることで、自社の業務が他社の業務を比べて、そのやり方が良いのか悪いのかを相対化できます。
この相対化がかなり大事だと思っていて、自社の業務だけしか経験していないとそれが「正しいやり方」だと盲目的になってしまい、業務改善が進みづらくなってきます。
コミュニティに参加し、他社のやり方や他の人の手法を学ぶことで自分にはなかった視点で改善アイデアが出やすくなり、それらを自社の業務やワークフローに取り入れたり、教育システムとして活用できるようになります。
もちろん、上記のような情報はコミュニティに属せずともセミナーや勉強会で手に入れられる情報かもしれません。ただセミナーや勉強会は理想論や概論が多く、現場の生々しいの悩みやボトルネックが見えてこない部分があります。
本質的で有益な情報はクローズドな場所で共有されることが多く、こういった情報はコミュニティに属していないとなかなか手に入れることは難しいとわたしは感じています。
②テキストコミュニケーションを学ぶ
新型コロナウイルスが流行してから、リモートワークが急速に進み、多くの制作の現場でチャットツールを利用したテキストコミュニケーションが発生しているでしょう。このテキストコミュニケーションはリモートで業務を円滑に進めていくためには必要不可欠な能力になりつつあります。
すでに自社でチャットツールは導入しているし、メールだって昔から使っているし、特にテキストコミュニケーションで困っていないという声もあるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
「このタスクを明日までにお願いします。」と「このタスクを明日までにお願いします!」とビックリマークをつけるだけでも受け取る側の心象は違います。結論から伝えず、時系列で情報を羅列していたり、事象を構造化できず思ったままに書き綴っている文章は理解をするのにも時間がかかってしまいます。
こういった相手の心象に配慮したり、わかりやすい文章を書けるかがテキストコミュニケーションの肝だと思っていますが、これが普段からやり取りが多い社内の人とのチャットだけではなかなか気づけないのではないでしょうか?
今のコミュニティはどこもSlackやChatWorkのワークスペースを利用して、そのなかでテキストベースのコミュニケーションを行うことがほとんどです。外部の方とのチャットのやり取りは緊張するものですが、この緊張感がとても良い経験になる思っています。
というのも、はじめてやり取りする方はその人のバックグラウンドやパーソナルな部分がわからないからこそ、丁寧にわかりやすく伝える必要がありますし、その経験が増えれば増えるほどテキストコミュニケーションがうまくなっていきます。
また、他の方がどんなテキストコミュニケーションで相手の方と距離を詰めているのか、どんな表現や絵文字を使って柔らかい雰囲気を出しているのかなど、見て学べることも多いです。
こういったテキストコミュニケーションを学ぶには、コミュニティは絶好の機会だと考えています。
③コミュニティ資産を築く
コミュニティに属していると、人とのつながりができます。もちろん、ただ所属しているだけで、幽霊部員的な存在になってしまうといけませんが、コミュニティ内で積極的に発信や交流を行っていれば、人脈を築くことが可能です。
そうすることで、例えば交流している人から「webデザインをお願いしたいんだけど」や「アクセス解析をしてもらって、改善レポートを作って欲しい」などの仕事の依頼が来たり、「今webデザイナーとして、転職を考えている」と発信すると「では、うちの会社でカジュアル面談してみますか?」や「最近知り合いの会社がデザイナーを募集してたよ」など声がかかる場合もあります。これらは、人とのつながりがあるからこそ得られる情報であり、これらは「コミュニティ資産」と言えるでしょう。
ベイジのナレッジブログの『仕事の選択肢を増やす「キャリア資産」という考え方』の中でも「コミュニティ資産」に言及しているので、詳しくはそちらに譲りますが、コミュニティに属することでこういった人脈を築くことができ、それは将来どこかで役に立つ可能性があるのです。
3. 外部イベントに登壇する
「あるテーマや事象について人に教える」には本質的な理解が必要です。こういうことを言うと、「では、人に教えるためには、十分な時間をとってインプットをしたり、経験を積んでからでないといけなんだな」と思う方もいるかもしれません。でもこれは逆です。人に教える機会があることで、わかりやすく伝えるためにより多くの情報をインプットし、より深く理解しなければならなくなります。
このインプットの量と質がより本質的な理解に近づいていきます。そのため、わたしはなるべく「人に教える」機会を増やすことを推奨しています。
なぜ、「人に教える」ではなく「登壇する」なのかというと、プレゼンが分かりやすかったのか、理解が深まったかなどのフィードバックを貰える機会があるのがイベントやセミナーの登壇だからです。
フィードバックがあることは非常にありがたいことです。客観的な意見を知ることで、「もっとわかりやすくするために話す順番を変えたほうが良かったんだな」や「ここはテキストだけでイメージが掴みづらいから、図版を用意したほうが良かったんだな」といった振り返りができ、自身のプレゼン能力の向上にも役立ちます。
では、どうしたらこのような登壇機会をもらえるかというと、2でもお伝えしたコミュニティ活動です。コミュニティ活動をしていると「もとやまさん登壇してみない?」とお誘いがあったりします。
ただ、大抵このような話が舞い込んできた場合、「自分なんか話すことはない」と思ったり、「仕事以外でスライド用意したり、登壇の練習をするのが面倒だな」と考えたりして、尻込みをしてしまうと思います。しかし、登壇することで得られる経験やメリットはとても大きいです。こうした経験は実績となり、職務経歴書やポートフォリオでアピールする絶好の材料となるため、勇気を持って受けにいくべきでしょう。
一方で、尻込みしてしまう気持ちもわかります。そのため、まだ登壇することに慣れていない段階では、社内勉強会で積極的に話すことをオススメしています。
テーマは社内の業務改善に関することでも良いですし、参加したセミナーのレポートをまとめて共有するのでも良いでしょう。まずはインプット→アウトプットの癖をつけることと、人前で話すことに慣れることが重要です。
徐々に慣れてきたら可能な限り外部のイベントやコミュニティで登壇する機会を増やしましょう。
4. 転職サイトを閲覧する
転職する気がなくても、定期的に転職サイトの募集要項は目を通すようにしましょう。例えば経験年数や年齢を基準としたときに、募集要項を見ながら、他社ではどれくらいの年収をもらえているのかや、スキルや専門性としてはどんなことが求められているのかをチェックすると良いです。
自分の現在の業務とそこまでかけ離れたスキルを求められていないが、年収は今の会社より良いといった求人も多くあります。また今の年収よりも上のレンジを狙っていきたいと考えるのならば、そのレンジの会社で求められるスキルや専門性はどんなものがあるのかを知ると、そのスキルを身につけるために、業務内で取り入れてみるいったことをしても良いかもしれません。(もちろん、自身のスキルアップのためだけではなく、自社のためやクライアントのためになるようにすることは大前提です)
また、リモートワークの普及によって、地方在住の方でも、首都圏や関西圏で「フルリモートワーク可」の求人があれば、転職先の選択肢として考えることができます。これは地方の転職市場においては非常に大きな変化です。今までは「出社」が前提とした働き方であったため、居住していた地域でしか、転職活動ができませんでした。
特に地方はweb制作会社や事業会社のweb系の部署のような求人はごくわずかしかない中で、より選択肢は限られていたでしょう。そんな状況だったのが、フルリモートワーク可能な会社であれば、全国の会社が転職先の対象となるのです。
選択肢は多いに越したことはありませんし、現在の状況はある意味地方在住の求職者にとっては恵まれた状況と捉えることもできると考えていますので、ぜひ転職サイトを覗いてみましょう。
5. 情報発信する
web制作の現場でクライアントに対して「検索順位を上げるためにブログを書きましょう。」「流入してきたユーザーに、サイトが更新されていることがわかるように記事の更新頻度をあげましょう。」といったアドバイスをしたことがあるディレクターの方は多いのではないでしょうか?
最近ではSEOも小手先のテクニックでは通用しないことも多くなったこと、SNSの普及でチャネルが増えたことにより、こういった話は廃れてきたと思いますが、5年前くらいまでは打ち合わせの現場でよくする話だったと思います。
翻って、当時の制作会社でそこまで情報発信をしている人たちはどれだけいたでしょうか?わたしの記憶だと積極的に情報発信をできている制作会社はほんの一握りだったのではないかと思います。そしてわたしもその中の一つの制作会社の中のスタッフでした。
自社でも情報発信をしていないのに、クライアントには「情報発信をしましょう、ブログを書きましょう」ということに違和感をずっと持っていましたが、一方でクライアントワークをし続ける中で、ブログを書き続ける大変さや難しさも感じていました。
そこで出会ったのはTwitterです。ブログと違ってストック型のメディアではありませんが、140字という文字数の制限が手軽に情報発信するためにはほどよく、「これならわたしも続けられるかも」と考えて、本腰を入れるようになりました。
2019年の春くらいから本格的に運用しはじめましたが、ちょうどその頃「CSS Nite in Shinshu」の登壇が決まっており、このとき一緒に登壇する上司ニシグチさんと鷹野雅弘さんは当時でも1万以上のフォロワーがいて、自分の影響力の小ささに少しコンプレックスのようなものを感じていました。
また同時に「フォロワーが増えたらすごい人だとリスペクトされるかな?、一目を置かれるかな?」などと妄想も膨らませていました。(今考えるとわたしがTwitterを毎日続けていられるのは、義務感というよりも、「承認欲求」だなとつくづく感じます。)
当時参考にしていたのは、やはり枌谷の発信していたツイートでした。
Twitterでは多くの反応をもらうと、それが楽しくなり、また業務のことで役立つことや勉強になることをインプットしてつぶやこうというモチベーションに繋がります。この枌谷のツイートを見てから、ツイートの習慣化に努めるようになりました。
具体的には、とにかくツイート数を多くすることと、フォロワーが多いアカウントのツイートを引用リツイートすること、同業界のアカウントには、積極的にリプライをすることを意識していました。また内容はブレないようにできるだけweb制作の業務に関わる情報を発信していました。(このときのリプライがベイジ社員とのゆるい繋がりに発展していきます)
2020年春にweb制作のマンダラートというものを作りまして、これが多くの反響をいただいたため、自分の中で一番思い出深いツイートになっています。
今でも可能な限り毎日ツイートはするようにしています。フォロワーもありがたいことに6,000を超えるようになりました。
急激に伸びる時期があったり、あまり伸びない時期があったりと、浮き沈みはありますが、最近は、あまり肩ひじを張らずにゆるく運用を続けるのがわたしのやり方としては合っているかなと感じています。
もちろん、情報発信のツールはTwitterだけに限らず、この記事を書いているnoteでも良いですし、他のSNSでも良いと思います。
ただweb制作、webディレクターという職種においては、現状Twitterとの相性は良いと思っていますので、現時点で「情報発信をしてみようかな」と思う方はTwitterをオススメします。
おわりに
ここまでわたしがどういう経緯でベイジに転職したのか、地方にいながらどんな考え方や活動を通してスキルアップ、市場価値を高めてきたのかお話してきました。
市場価値の高め方に正解はないですが、このようなわたしの活動の中で今後読者の皆さんの働き方やキャリアアップのヒントがあればとても嬉しく思います。
最後にお待たせいたしました!私がベイジにエントリーをした際のポートフォリオを公開します。繰り返しにはなりますが、実績の部分や公開できない情報は伏せてありますが、ポートフォリオの1つの型として、今後転職活動や営業活動をされる方の良い材料になれば良いなと考えております。複製して利用していただいて構いませんので、どうぞご利用ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!