お家時間が長いからこそ、自分のときめきを大切にしたい

そういえば、秋頃に買った香水が使われずにずっと眠っている。

そのことを、在宅での仕事中にふと思い出した。ちょっと使ってみようかな、いやもったいないかな、まぁいいか、なんてやりとりを頭の中で繰り広げた。結局、使わない方が勿体無いってことに落ち着いて、軽くワンプッシュ首筋につけた。それを手首で伸ばす。

甘いけど軽くて爽やかな香りにふわっと包まれて、なんかちょっといい気分になった。買った時のときめきとともにサクサク仕事を勧められた。つけて大正解だった。

＊　＊　＊

在宅の日は、朝ゆっくりご飯を食べたり、夕飯にちょっと手の込んだものを作ったり、リングフィットで汗を流したり、時には勉強したり。
時間を自分のためにたくさん使えている。

でも、それに反して適当なっていったこともある。化粧をしなくなった。服もほとんど快適さ重視の家着になった。

別に悪いことじゃないけど。でも、せっかくなら家でしかできないことをやってみるのも悪くない。

普段付けられない香水も、これからは気分に合わせて家でつけちゃう。

それから、ずっとしてみたかったネイルにも挑戦してみたい。

どうせ誰も見てないから、ちょっとはみ出したりムラがあってもオッケー。今度の買い物の帰り、好きな色のネイルをいくつか買ってこよう。

＊　＊　＊

最近本当に贅沢をしなくなった。「えいやっ」って勢いで服を買うこともなくなったし、「今月はちょっと節約しなきゃなぁ」って思いながら外でお酒を飲むこともない。新しいメイク道具なんていつ以来？ってほど買っていない。

でも、ずっと家にいるからこそ、自分のときめきを大切にしたい。

いつもは会社で適当なお菓子をつまみながら仕事をしていたけど、最近は在宅の日用にちょっといいおやつを用意している。いいのいいの、これで頑張れるなら。

それでも理性に負けそうな時、この言葉を唱えるとだいたい全てが丸く収まる。

いいのいいの、心の栄養は体の健康だから。

終わり。