2のロマン

だいたい夜は12時くらいに寝てしまうことが多いので、その日は少し夜更かしだったのですが、ふと見たらデジタル時計が「01:12」でした。

わたしは「1」って数字と呼べないくらい、ただの棒じゃん……と思いました。

デジタル時計は1のぴょこっとした曲がり角もないので、l に近いです。
その単純さと細さに急に不安になりました。

でもよく考えると漢字も一だなあと思って、物の始まりはそりゃ簡単なものになるか、と勝手に納得。
一、二……と増やしていく気持ちは分かるなあ、と勝手に共感。

だから1、2……

2?
「2」?


「2」って脈絡なさすぎないでしょうか。
1の次に、2を思いついた人、本当にどこから着想を得たのでしょうか。
2って曲線と直線を駆使した、割とハイレベルな形です。
こんなものを2つ目に思いついたの、すごい。

そんなこと言えば4も6も8も脈絡はないのですが、2が全ての脈絡を早めに消し去ってしまったため、それらの数字は生まれたのではないのかと考えました。

2の誕生に想いを馳せながら、ロマンを感じながら、その日は寝ました。

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