感想「マトリックス」3部作
まとめて一気見。視聴後に12月に新作公開するのを知りました。
マトリックス
1作目・ワクワク。表現そのものへの驚き。
本作の世界観が明らかになるまでの話。物語として一番まとまってる気がします。現実世界のビジュアル出てきた時は衝撃凄かったです。とってもヤバいディストピア。
また赤い薬と青い薬を始めとする映画を象徴するようなアイテムが中二格好いいですね。黒ずくめのグラサン姿も無敵感が凄い。
ラストのマトリックスをマトリックス足らしめたカット。
ネオの顔を中心になめるように回るカメラワーク。細かく分析すればもっと色々分かりそうです。
マトリックス リローデッド
2作目・よりアクションに磨きがかかり、マトリックス世界そのものの構造を深く語っていく。
エージェント・スミス(複数)との対決。5分以上ずっと動き続けておりアクションシーンとしては長尺。同じ顔がドンドン集まって群がる様子はシュールで怖い。画として強い。
この映画通してですがカッコイイ画、カッコイイ動きへの追及が凄いです。一斉に放たれた銃弾をピタッと止めるシーンもうほんとカッコイイ。こだわりに溢れています。
物語としてもマトリックスの根幹に触れていく内容で現実世界での戦争もいよいよ大詰めと言ったところ。
マトリックス レボリューションズ
3作目・盛大に広げた風呂敷たたみ。
やっぱりアクションは面白い。
一面のスミスとのラストバトルは壮観。ただインフレにインフレを重ねた結果ドラゴンボールみたいな戦闘になってちょっとシュール。
ただ機械帝国との決着をメインとしているため、ネオの影が薄めで人間ドラマ多め。自分はその辺あまり没入出来ませんでした。物語の締め方も分かったような分からないような…という感じ。
でも3部作の完結編としては良い終わり方だったのではないかと思いました。一応ハッピーエンド?人類的にはビターエンドでしょうか。
さて今週末公開の「マトリックス リザレクションズ」はどんな内容なんでしょうかね。時間を見繕って観に行くのでネタバレを踏まないように気を付けます。