全てのものは相対的で、不確かなもの?〜遊行まであと357日〜
おはようございます。
5月29日。遊行まであと375日
ふうてんのかよさんです。
東京は、台風一過で良い天気です。
気持ちいい風も入ってきて
ぼーっとしています。
(今日は、ぼーっとしていてはいけないのですがw)
さてさて今日は、
私の大好きな老子について書いてみようと思います。
と言っても、
専門で勉強しているわけではありません。(๑>◡<๑)
この本が大のお気に入りで
10年以上読み続けていますw
バカボンのパパと読む「老子」
ドリアン助川さんの本
10年読んでもまだ面白いって
なんなんでしょう??
ドリアン助川さんの「バカボンのパパ語訳」が
老子の雰囲気とピッタリあっていて
それが一番のおすすめポイントかも。
ちなみに、赤塚不二夫さんも大好きな作家でした。
「天才バカボン」は今でも時々
YouTubeなどで観ています。
これでいいのだ〜♪
これでいいのだ〜♪
noteの名前も
「ふうてんのかよさん」か
「かよボン」にしようか
迷ったくらいなのでw
あ。「ふうてんのかよボン」なら
最強でしたね(๑>◡<๑)
(こっそり変えるかも)
と言うわけで。
「老子」です。
「老子」の何が好きなのかな?と考えてみたのですが。
私自身が、この世界に対して
「なんか変だな」と思っていたところを
バッチリ言い当ててくれていたからかもしれません。
最初に「老子」に触れた時
なんだか痒いところに手が届いた感じがしました。
そして世界の見方がガラリと変わった瞬間が
とても心地よかった覚えがあります。
「アイアイ講座」という講座も、私にとっては
人生の見方がガラリと変わった講座。
びっくりで、そして面白くて
もしかしたら、いまだに驚き続けていて
14年もリードし続けているのではないかなと思っています。
「老子」という書物も
いまだに毎回
・・・そうきたか!!!です。
さて、「老子」というのは書物の名前でもありますが
人物も表しています。
そして「老子」というのは個人の名前ではなく
「偉大な人物」という意味です。
老子(偉大な人物)が書いた『老子』という書物。
ややこしいですね。
偉大な人物、なので
どこの誰か?は定かではありません。
本当にいた人なの?と疑問視されているところもあるようです。
私は実在した人だと思っています。(๑>◡<๑)
司馬遷の『史記』によると
紀元前6世紀ごろの人物と言われています。
そんなわけで、
得体の知れない人物が書いた書物ではありますが
書いてあることは、まさに今
この時代にものすごくピッタリなのでは?
と思っています。
今日は、
私がシビれた老子の言葉の一つを。
老子「第二章」
<原文です>
天下皆知美之爲美。斯惡已。皆知善之爲善。斯不善已。故有無相生、難易相成、長短相形、高下相傾、音聲相和、前後相隨。是以聖人、處無爲之事、行不言之教。萬物作焉而不辭、生而不有、爲而不恃、功成而弗居。夫唯弗居、是以不去。
最初のところからもう、シビれます・・・。
意訳はドリアン助川さんの本より。
天下皆知美之爲美。斯惡已。皆知善之爲善。斯不善已
この世の全ての人が、美しいものを美しいと思うこと、そこから醜悪が生まれる。すべての人が善を善とすること、そこから不善が出てくる。
故有無相生
同じことで、有ると無いは共に相手があって生じ
難易相成、長短相形、高下相傾、音聲相和、前後相隨。
難しさと易し差は相手があって成り
長さと短さは相手があって形になり
高さと下(ひく)さは相手があって決まり
音と声は相手があって調和し
前と後ろは相手があって順序になる
是以聖人、處無爲之事、行不言之教
それゆえに聖人は、何も為さない立場にいて、
語らない教えを行う
萬物作焉而不辭、生而不有、爲而不恃、功成而弗居
万物の誕生に至っては作為を加えず、
育てても所有せず、
施しても当てにせず、
功績となってもそこに留まらない
夫唯弗居、是以不去。
留まろうとしないからこそ、追い出されないのである。
バカボンのパパ語訳はぜひ
ドリアン助川さんの本をご覧くださいませ🙏
何かを「美しい」と感じたとき、
同時に「美しくないもの」という概念が生まれる。
「善い」と感じれば「悪い」が生まれる。
全てのものは相対的で、不確かなもの。
今となってはこの考え方は
私の思想の中心になっていますが
14年前までの自分は(40歳までは)
何かが窮屈で
何かが解せなくて
何か怒っていて
何か焦っていて・・
何かが・・・
いや、多分
何か外のことではなく、
自分が自分に困っていました。
「老子」だけではないのですが
40歳から出会った
全ての人、コト、モノ・・・が
全てのものは相対的で、不確かなものである
と、私に教えてくれたような気がします。
そして、そこから、
少しずつ、少しずつ、
自分に染み込んでいって
生きることがものすごく楽になりました。
そしてまだまだ奥が深い「老子」なのです。
全然わかっちゃいないかも知れない私です。
なので
「この本にそんなに付箋つける!?」と
友達に笑われながら
付箋をつけつつ、
マーカーで印をつけつつ。
読んでいます。
もし興味があればぜひ
(どの「老子」でも良いと思いますが)
手にとってみてくださいませ。
ちなみに、
「老子」は「老子道徳経」とも呼ばれています。
お経なので毎日声に出して読むのも
良いですよ、と
先日初めて聞きまして。
またまた新しい発見でした!