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不適切報道大賞2024 印象操作部門番外編 NHK世論調査・政党支持率、103万の壁のグラフの真相
NHK2024年12月の世論調査にて。
政党の支持についてアンケートを取り、
年代ごとに分けて比較を行っています。
#NHK世論調査 2024年12月
— NHK選挙報道 (@nhk_election) December 9, 2024
【支持率高い政党 年代で違い】
年代ごとに
最も支持率の高い政党を見ると
50代以上では「自民」
40代以下では
「自民」と「国民」が
きっ抗しています。
↓詳しくは #NHK選挙WEB https://t.co/LU5qlF7ks7 pic.twitter.com/46Crs7GwmK
このアンケートをもとに、NHKは、「自民党の支持率は80歳以降では43.5%に上るのに対し、若い人では低くなり、40代で20.3%、30代以下では15.1%にとどまっています。」「これと対照的に、国民民主党の支持率は40代以下の若い層のほうが高く、50代以上では1桁にとどまるのに対し、40代では17.5%、30代以下では18.5%となっています。」
「年代ごとに最も支持率の高い政党を見てみますと、50代以上では自民党、40代以下では自民党と国民民主党が拮抗」と分析しています。
また、「年収103万円の壁 見直し」について、
178万円まで引き上げるべき・引き上げても178万より抑えるべき・引き上げる必要はない・わからない、の4択でアンケートを行っています。
#NHK世論調査 2024年12月
— NHK選挙報道 (@nhk_election) December 9, 2024
【年収103万円の壁 見直し】
所得税の非課税枠を
「178万円まで
引き上げるべき」
40代以下では
50%台に上りましたが
年代が上がるほど少なくなり
70代以上では10%台でした
↓詳しくは #NHK選挙WEBhttps://t.co/qxhOnn79P1 pic.twitter.com/Mi6QvoS8OD
このアンケートをもとに、NHKは、『年代別に見ますと、「178万円まで引き上げるべき」は40代以下では50%台に上りますが、高学年ほど少なくなり、70代以上では、10%台にとどまっています』と分析しています。
一方、このグラフの信憑性について、疑義を抱く人々もいます。
これらのグラフは、40代以上がおおよそ10年刻みで示されているのに対し、若年層である20代・30代(選挙権を持つ18,19歳)が1まとめにされていることに、違和感があります。
NHKの政党支持率、若年層の負担を減らして日本の未来を作ろうとしている国民民主党の支持率が高いのは納得
— 東大ぱふぇっと🐰20代で億り人達成🇺🇸米国株投資 (@utbuffett) December 12, 2023
ただNHKのこのグラフ、
『39歳以下』を1つにまとめていて印象操作がひどすぎる。
・18〜29歳
・30代
ってすれば、国民民主党の支持率が高い横棒が1つ増えるのに。 https://t.co/tk7a5XbIpq pic.twitter.com/Y8UykfzdTg
20代と30代一緒にする意味わからん😰
— かわいい鳥さん (@fWUQ6xeSOGKaSWo) December 9, 2024
皆様の公共放送は若者の政治への関心とかどうでもいいと考えてるんやね😰
18~39歳という「若者世代区分」が無茶苦茶です。18~19歳(10代)、20~29歳(20代)、30~39歳(30代)と分けるべきです。
— 囚人番号6 (@F4EJ2Phantom) December 10, 2024
このグラフの違和感について、特定の政党の支持が少ないことについて、目立たなくするためであると推測する意見もあります。
18~39歳がひとまとめにされた真の理由は何でしょうか。
年代別の登録有権者数の比率で作り直しましたよhttps://t.co/6WJRtW2BvP
— 水島六郎 (@mizloq) December 10, 2024
NHKから国民を守る党・浜田聡参議院議員の秘書である、村上氏が
そのヒントとなるポストを行っています。
相変わらず偏った属性のNHK世論調査です。https://t.co/UGi1EN3uTZ
— 村上ゆかり (@yukarimurakami5) December 10, 2024
・39歳以下が12%
・70歳以上が39.2%
・勤め人がが31.9%
・無職が28.3%
日本ってこんな属性偏ってましたっけ、、 https://t.co/rZWcofGQXt pic.twitter.com/wYflnaO0b4
NHKの公表する2024年12月 政治意識月例電話調査によると、
40代からは143件、50代からは180件、60代からは194件有効な調査が集まっています。さらには70代からは最大の265件、80代以上からは214件の調査が集まっています。
これに対し、18,19歳は13件、20代は62件、30代は71件と、40台以上に比べて、有効な調査の数が非常に少ない数となっています。
18~30代を足すと146件、12%となり、40代の143件11.7%とは並びますが、それでも一番多い70代の265件21.7%とは役1.5倍の差が開いています。
また、村上氏は、有効調査のうち、勤め人の回答が31.9%なのに対し、無職の回答が28.3%と、ほぼ同数いることに関しても疑問を述べています。
このことから、NHKが、回答する人の属性が偏った状態でグラフを公表し、データの考察を行っていることが分かります。
「年収103万円の壁」の見直しについて問うに当たり、
— たあくん 我必非聖。彼必非愚。共是凡夫耳。 (@taakun_runner) December 10, 2024
わざわざ「これに対し、地方自治体からは、税収が減るのを懸念する声が出ています。」
の一文を挿入したことについては、ネガティヴな回答を引き出そうとする作為を感じます。 pic.twitter.com/L23MSwCkcr
また、国民民主党の施策を問うアンケートの内容について、メリットとデメリットの両論併記でなく、デメリットの面だけが記述してあり、これはネガティブな回答を引き出すための工作ではないか。との意見もあります。
見落としてはならないのは、NHKの分析や考察は、「あくまでこのグラフから読み取れる情報としては」間違っていないことです。
ただし、グラフを作成するにあたっての回答数が妥当なものかについては、巧妙に伏せられています。
テレビやニュースで、マスメディアが発表する世論や政党支持率。
不適切報道が流行る昨今は、もっともらしい分析や考察を鵜吞みにする前に、データの裏取りをするなどの自衛が必要な時代かもしれません。