Macの「写真」データのバックアップ設定を間違えているらしい。→それから...
前回のあらすじ
iCloud photoからオリジナルファイルをダウンロードし、そのライブラリをMacの外付けディスクにTime Machineでバックアップしていたのですが、Appleによればファイルアクセス権の干渉が起きるのでよろしくないのだとか。これではフォトライブラリをバックアップできないのでは!?と気づき大慌て。しかも外付けディスクをバックアップできているかも自信がない。さてどうしたものでしょうか。
そもそも何が問題なのか
Mac内蔵のSSDが高額すぎるのです。たとえばM4 Mac mini 16GB RAMで内蔵SSDを増やすとどうなるでしょうか。
・最小構成の256GB:94,800円(税込)
・特盛の2TB:214,800円(税込)
いくら速い規格かつ純正でも2TBで12万円アップはないでしょう。Apple Mathと揶揄される所以です。そこで、本体は最小構成にして、大容量の外付けSSDにデータを保管しようと言うわけです。SanDiskのポータブルSSDなら2TBで34,980円ですみます。
いやいや、写真をiCloudにバックアップすれば良いじゃないですか、という考え方もあります。iCloud photoの二番目のオプションですね。
・オリジナルをこのMacにダウンロード(現在の設定)
・Macストレージを最適化(←これ)
ただ、二番目のオプションでは手元のフォトライブラリに保存されるのは圧縮された写真になります。万一のことを考えると一番目のオプションにしておきたいのです。
フォトライブラリのサイズは私が360GB、 妻が250GBほどあります。子供が小さい頃の写真と動画も山のようにありますので、失うわけにはいかないのです。
わかったこと
外付けディスクをTime Machineでバックアップする方法
注:外付けディスク「に」バックアップするのではなく、外付けディスク「を」バックアップする方法です。
デフォルトでは外付けディスクはバックアップの対象外になっています。そこで、Time Machineの環境設定に入って除外リストから当該外付けディスクを削除します。次のリンク先が詳しいです。
要は除外リストに載っているもの以外は全てバックアップするのがTime Machineなのですね。
外付けディスクに移動したフォトライブラリはTime Machineの対象にできるか?
これは「してはいけない」とのことです。Apple公式が警告しています。
外付けディスクのフォトライブラリをTime Machineの除外リストに追加しなければなりません。バックアップできなくなりますが、ここは言われた通りにする以外ありません。
内蔵ディスクのフォトライブラリをTime Machineでバックアップした場合の動作
内蔵ディスクは小さいので「Macのストレージを最適化」オプションを選択する必要があります。すなわち圧縮ファイルが保存されたフォトライブラリがTime Machineの対象になります。
上記のページには以下のように記載されていますが、オリジナルのファイルをTime Machineでバックアップできるのか、圧縮ファイルしかバックアップされないのかはっきりしません。
いずれにしても、クラウドのデータは一瞬で消えたり (Apple もMSも過去にやらかしている)、トラブルでアクセスできなくなることもありますので、オリジナルのデータは手元=ローカルに保存しておきたいです。
結論
よく考えますと、オリジナルのファイルはiCloud photoに1コピー、ローカルにダウンロードしたものがもう1コピーの合計2コピーあります。現在の状況では同時に両方失うリスクは極めて低いと予想できます。ですので、ローカルのフォトライブラリを無理にTime Machineでバックアップする必要はなさそうです。
むしろ、フォロワー様からのアドバイスとして、写真をプリントするのも有力な手段とのこと。コンピュータが利用できなくなるリスクへの対策になるわけです。その手があったか!と納得しています。
以上、お騒がせしました〜。