018話:ポジティブに取り上げられたとき
ここではボロボロに言われましたが、継続的に靴を作って発信していくと、その内容に興味をもって取り上げて下さる方も現れます。
Mのブツ欲日記を運営するMさんです。
2011年はじめくらいに、突然、メールアドレスに取材依頼のメッセージが入ってきました。
ちなみに、最近取り上げていただいた記事はコチラ⬇️
当時の記事のリンクがたどれなかったのですが、こちらの靴を取り上げて頂いた記憶があります。
削りはじめたスクエアの木型で、色は私が革に手染色した靴でした。デザインは履き手の依頼で、有名なビスポークメーカーのもの指定だった気が。(たしか福田さん?)
その後の反応:
それまで、なんとなく趣味的に作っていましたが(今も趣味的ですが)、数十件のメールをいただき、いかに足に合う靴がないか。足に合わせるアプローチで作るひとが少ないかを実感。
いえ、正確に言えば、足に合わせて作るとうたっている方は多いのですが、そのアプローチが具体的でなかったり、靴ができたあと、単に当たる、キツイといった表面的な検証しかできていなかったりという話でした。
その後、木型を削る量が3−4倍のペースになり、今の私のベースを形作ることになります。
Mさんから学んだこと
WEBで検索しますと、いろいろネガティブなこともかかれていますが、かえってそのことによって、大きな学びを得ました。
注目されれば叩かれるけど、誰かに新しいコトを提供できるかが大事。
私も叩かれるようになって実感しましたが、WEBの世界は嫌いであれば見なければ良いだけの話。でも、Mさんが発信することで世界が広がった人は確実にいます。例えば、three2fourさん、leather-portさん、poitiさんなど。
今まで、情報が閉じられていて、一部の人にしか限定されていた方と直に繋がれるようになった。これは一つの価値です。
何かを作り、発信するひとは、嫌われてもそれ自体はゼロで気にすることもない(いやなら見なければいいので)。どれだけの方にちょっとの幸せを提供できたか、それを指標に活動を続けることが大事なことで、その人の存在価値だと思っています。