071話：活動の軸

活動は色々やってきました。ザッと挙げると、

・靴木型を削って、靴にする。その中で、子供靴やレディス靴にも向き合ってみる

・革素材を輸入したり、新素材を開発する

・人の足を計測してアドバイスする。靴を選ぶ

・靴のケア方法開発して、自分で試してみる

・世界で最高峰の職人さんとタスクチームを組んで、最高の靴を作る

・靴のフィッティングや木型作りの秘伝、結構スゴい靴ケア法を無償で公開していく

◆何のためにやるのか？

・靴の第一人者になりたい？

・スゴイとチヤホヤされたい？

・富を得たい？

・靴の世界で影響力を行使したい？

どれも、多少はその気持ちはありますが、そのために力とキモチを尽くせるか？と問われたら、多分ムリだと思います。

結局は、「楽しいからやっている、続けられる」に尽きます。付け加えるなら、自分が楽しいことをすることで、皆がハッピーになればいいな、という感覚。

子供時代にみんなで、友達の家に集まり、RPGのゲーム攻略法や、格闘ゲームの新しいコンボ方法を話して、熱中していませんでしたか？多分、私が靴に関わるのもそんな、感覚の延長上です。

一方で靴に関わらず服飾の世界では、「プロの思い」「師匠」「下積み」「努力に努力・忍耐」、まぁ昭和的な価値観に溢れていると思います。私も業界の方から「物作りをナメている」とか怒られたり、靴に関することを教えるようになり、たまに大先生扱いされることがあったりしますが、そういうのて正直すごく苦手……。マウンティング耐性ゼロなので。

なんだか、そこにいるのが自分じゃなくて、別物のような感覚を味わっちゃうんですよね。そんなことより、もっと気軽にカジュアルに、友達と格ゲーのコンボを教えあう、一緒にレベル上げをする、プレステを楽しむようなフラットな気持ちで触れ合いたいです。

その頃って、ドラクエやFFでLV９９に育てた友人でも、フラットに一緒に遊んでませんでしたか？自分の中では、その頃のプレステと靴に関係する活動は同じ。

誰もが、純粋に向き合っていた時期はあるはずなのに、（自分の場合は）いつの間にか中学校の体育会系の上下関係からはじまり、変なノイズが入ったことで、好きなモノ・コトに対して純粋に向き合うことから外れることに慣れてしまったのかもしれません。

◆これから

子供の頃にみんなでゲームするみたいに、革靴が好きな人と気軽に集まって一緒にゲーム（靴について）していきたいです。

そのために、靴に関わることをフラットに、肩の力を抜いて、楽しめるよう発信していきたい。また靴作りにも向き合っていきたいと思います。

そんな感じで、今後はフラットにお付き合い頂ければ嬉しいです。

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