008話:遠方の方と会わずに靴木型を削る挑戦!

私の昔話ばかりでも退屈なので、今の動いていることもNoteに書いていきますね。また一つのプロジェクトが動き出しました。

ご一緒する方はTwitterでいつも応援してくださっているブンさん。

趣味で靴づくりを始められており、木型製作の相談を頂きました。

私が削った木型で靴を作りたいと嬉しいメッセージでしたが、お住まいは関西。対してZinRyuは関東。また、スケジュール等も埋まりがちでなかなか調整が取れません。

そこで、一つ浮かびました。

ブンさんが採寸したデータだけでZinRyuが木型を削る!

他の方の採寸データからどこまで足の性質を見切ることができるか。こちらは自分なりの挑戦です。正直無謀かなぁとも思っています(笑

流れはこんな感じ。

STEP1: ブンさんが自身の足を、私の指示通りに採寸して送付

STEP2:採寸データから、足の性質等を推定した上で靴木型を設計し、ブンさんに送付

STEP3:ブンさんが自身で製靴

STEP4:出来上がった靴を私がレビュー、一方でブンさんも木型をレビュー

STEP5:その後、ブンさんが自分なりに改善して、靴作りをブラッシュアップしていくみたいな。


靴づくりを始められる方もいますが、やはりネックになってくるのは木型。市販の木型は1万円以下で買うことができるのですが、それ自体が足に合うケースが少ないことが問題です。

また、マシンメイドの延長上の、足より製造上の都合に合わせた設計のことがほとんど。

マシンメイドの木型をもとに靴づくりを覚えていくと、作りは丁寧で、革もいいけれど。。。な世の中に溢れている、機械でも作れるハンドメイド品ができあがってしまいます。

ハンドメイドの木型と、マシンメイドのための木型の違いは見ていただければ一発でわかると思います。

作り手の方に問題があるわけではなく、「ハンドメイドの木型」に触れることが日本では一般的でないために起こってきているのではないでしょうか。

たくさんの時間かけて作るのであれば、ハンドメイドのための木型を提供していきたいし、そうすることでセンスが鍛えられるのではと思います。

時間はかかりますが、気長に見守っていただければ嬉しいです。

ZinRyuのツイッターはこちら。



気軽にカジュアルに履く方も作る方も革靴を楽しんでいただきたいので、有益な靴や革の情報を基本的には無償で公開していきたいと思います。 皆様のスキやサポートのおかげもあり、何とか続けてこれました。今後とも応援していただければ嬉しいです!何卒よろしくお願い致します!