物語から知識を得たっていい。
僕の原動力は、「遊び心」と「知識欲」なのかもしれない。
大学生活で取り組んできたことは、ほとんどこの二つの性格特性による結果だ。
今日はぼくの中の「知識欲」を解像度上げてみてみようと思う。
まず、人との会話。
このまえのnote記事で、「無意味なことほど難しい」をタイトルに、雑談に対する苦手意識を綴った。
別に会話が嫌いなわけでもなければ、特別苦手なわけでもない。
目的がなかったり、中身の薄い会話にモチベーションが持てないのだ。
逆に、会話の中で新しい知識を身に着けたり、発見があるなら無限に話をしていたい。
2年前から本を読み始めた。
これも知識欲によるものだ。
ついこの間まで、世界史や気象学に興味をもち、図書館に寄っては関連する本を読んでいた。
人や本やネットから知識を得ることが楽しい。
それは、物語に関しても同じことがいえる。
小説、映画、漫画、ゲーム。
物語を体験するメディアはたくさんあるが、これらは一般的に娯楽と認識されている。
ただ僕は、これら娯楽と思えるようなものからでも知識を得ることが出来ると考えている。
確かに物語には、読者を楽しませるために誇張や常識的に考えてあり得ない展開が含まれていて、知識を得るという観点においてノイズになってしまう。
しかし、物語だからこそ得られる知識もあるのではないかと僕は思う。
具体的に言語化する時間がないので、最近僕が体験した物語を紹介して終わりたいと思う。
ブラックジャックによろしく
医学部を卒業したての研修医が、大学病院内の様々な部署(科)を体験する。その先々で出会う理不尽な事案が、医者とは何かを主人公に問いかける。
透析治療をしている病院は、患者に腎臓病を治す手術を提案しない。透析治療をしている病院は、患者に腎臓病を治す手術を提案しない。
手術をしないと治る見込みがないのにも関わらず。
理由は簡単で、透析治療は年に五百万かかるため。要は収入源ということ。
本のエンドロール
印刷会社に勤める本好きな営業社員。彼は、いい本を造りたいという思いを胸に日々業務をこなしている。が、その気持ちのせいで、出版社からの無理な依頼を引き受けてしまい、社内を圧迫しトラブルに発展してしまう。
物語だから。
という体だからこそ、逆にリアルでブラックな内容にしあがる。
業界の内部にいる人が作ったものであれば、良い面しか見せないだろう。
物語から知識を得たっていい。