自分を語れる、共感してもらえる場のチカラ
先日、子育て系3団体(母親アップデートコミュニティー、MIRAIS、子連れMBA)の代表3名の方が登壇されるトークイベントに参加しました。
そのトークの中で出た話題が、まさに過去の私が悶々としていたこととドンピシャだったので、「現在悩んでおられるどなたかの元に届けばいいな」っという気持ちで感想を書いてみます。
子育て中の親は実はマイノリティー
トークの中で紹介されていましたが、実は、0-5歳までの乳幼児の人口比率は4%と、8.9%といわれるLGBTQの方々の比率と大きく変わらないそうです!
(0-15歳以下の子ども全体でも11%)
公園にいると親子連れが多くて自分達が少数派であることに気付きませんが、
会社の中で見てみると未だワーキングマザー(ファザー)はマイノリティーにあたる場合が多いのではないでしょうか。
マイノリティーはどうしてもマイノリティーたるが故の課題にぶち当たってしまいがちです。
でも、同じ境遇の人が少なく吐き出せる場所がない。
誰もわかってくれないから、負のループに入ってしまう。
過去の私もそうだった
過去の私は、総合職の育休復帰者が周囲に全くおらず、仕事や評価で悩んでいることを吐き出せる場が社内に全くありませんでした。
仕事も子どもも手に入れようとするのは、自分の我儘で贅沢な悩みだと思われたら、そのことで相手を不愉快にさせたらというのも怖くて、自分の中に留めていました。
でも社外を見ても、こんな話はどんな仕事をしているのかも、互いにあまり明かしていないママ友にもできない。
専業主婦になったり、独身のまま働いていたり。少しお互いの環境が変わってしまった古くからの友人にもなんだか気が引けて話せない。
自分の気持ちや思いを話せる場は私にはありませんでした。
そんな状態で悶々とし長い間、会社や周囲への不満を自分の中に蓄積していました。
コミュニティに飛び込む前の気持ち
会社と家だけの往復の日々の中で、情報が入ってくることもなく、所属なんて考えたこともなかったオンラインコミュニティ。
SNSは見る専門で、発信をしない自分には縁遠い存在だと思っていました。
育休に入って家族としか話さない日々が無性に寂しくなり、何か所属先が欲しくて、突如探しはじめたオンラインコミュニティ。
入っている人も知らないし、外から見ても雰囲気がイマイチよくわからない。
会費を払う価値は一体あるものなのか…
コミュニティに飛び込んでみたら
半信半疑で飛び込んでみたコミュニティ。
社名でもなく子どもの名前でもなく、自分が好きなもの、関心があるものを語る。
何か困ったことがあると、利害関係のない仲間が共感し、フラットに意見をくれる。
SNSで自分で発信し同じ境遇の方と繋がることもできるけれど、コミュニティにはクローズドならではの安心感があり、本音が話しやすい。
何かあっても話せる人がいるという安心感は、わたしの心のお守りになっています。
トーク会では、サードプレイスを持つ大切さが話されていましたが、
私もまさにその恩恵を受けているひとりだと思いながら聞いていました。
しいてあげるとするとデメリットは、一度入るとなんだか抜けにくい気がすること。
やめると縁が切れてしまうような気がして、退会に踏み出しにくいところがあるんじゃないかな〜と個人的にはすこし感じています。(サブスクあるある)
「オンラインコミュニティなんて…」と思っていらっしゃる方。
少し前の私も怪しんでいたひとりでした。
その場を必要とされる方に良さが届きますように!
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