おなかは痛くないけれど
勉強に部活に遊びに
忙しい日々
そんななか、時々やってくる
「学校行きたくない」
また言ってる
と思ってたけど
いつもの軽い感じとは様子が違う
苦しそうで
本当に
行けないのかもしれない
三男は時々ぐちをこぼす
口に出すと
少しはすっきりするのかな
どちらにしても
嫌なことをとりのぞいてあげることは
できないけれど、、
負けるのが悔しい
もっと努力するしかない
かっこ悪い自分が情けない
でも
かないっこない
そんなこと考えてるうちに
嫌な思い出が浮かんできて
あの時あんなだったから
と誰かのせいにしてしまう
逃げたい
逃げたいけれど
気づかれたくない
先生にだって
知られたくない
僕はほんとはこんなんじゃない
うまくいかない
なんでこんなになっちゃうんだ
腹が立つ
悔しい、、、
まじめで負けず嫌いな三男だから
そんな気持ちなのかもしれない
同じサッカー部の子のお母さんが
偶然会ったときに話していた
「三郎君(仮名)って○組だよね、
○組はどのクラスより優秀って聞いたよ、
スポーツも勉強も出来る子が集まってるらしいね」
知らなかったな
きっとそれで
自分で勝手に自分を追いつめて
つらくなっちゃてるんだね
分かった
分かった
今日は無理だね
あふれちゃったね
一日ゆっくり休んだらいい
仕事から帰ると
机の上には
繊細な線でかかれた絵
そして
部屋はきれいに掃除され
洗面所はピカピカに磨かれていた
それから
「お母さん、今日先生に何て言ったん?」
と聞くので
「ん、お腹痛いから休みますって言ったよ」
と答えた
するとほっとした様子
「良かった~」と
表情がゆるんだ
朝とはまるで違うやさしい顔をしている
傷付いて
自分のことも嫌いになってしまう
苦しいのに
意地張ってしまう
よしよし
泣くし笑うし怒るし忙しいね
あふれたら
休んで
絵を描いて
ゆっくり眠って
越えていこう
読んでいただき、ありがとうございました。