note創作大賞
はじめまして。双葉社文芸出版部のUと申します。
読書傾向はファンタジーからSF、ラノベから純文学まできわめて雑食の、すきあらば気配を消しがちな中堅社員でございます。サッカーとお笑い好きで最近の推し芸人はパンプキンポテトフライさんです。
このたびnote創作大賞2024に参加させて頂き、大変な活況ぶりに感動いたしましたので、それについて書き連ねたいと思います。
なお、このアカウント開設以来、部員の多忙にかこつけてなかなか記事をあげられなかったので「そろそろ誰か書けよ」「いやいやお前が」「むしろお前が」という大いなるプレッシャーがあったことも否めません。いやさ。
初参加となる今年は、エッセイ部門にて長瀬ほのかさんの「古生物学者の夫」という作品に双葉社賞をお贈りすることができました。
この作品はタイトルの通り、古生物学者を生業とする一風(というか三風くらい)変わった夫を持つ長瀬さんが経験した、思いもよらないようなことが起きがちな愉快な夫婦生活を描いたエッセイです。
結婚式でケーキ入刀の代わりにアンモナイト入刀するなどのぶっとんだエピソードも登場し、随所にパンチラインもある本作。長瀬さんの軽妙な筆致もあいまって、読んでいる最中はとにかく笑えて、読後には心が軽くなるような、ぜひ一人でも多くの方に読んでもらいたい文章でございます。
先日行われた贈賞式では、トップバッターを務めた長瀬さんをはじめ、各賞の受賞者の方々のバラエティに富んだスピーチを聞き、その後の懇親会では創作の裏話などを色々と伺うことが出来ましたが、何よりも、全く違うジャンルを書いている受賞者同士が友人のように楽しげにお話ししている姿が一番印象的でした。
今後も長瀬さんはnote上で活動を続けて頂き、それをもとにした書籍を弊社から刊行予定でございます。ぜひ長瀬さんをフォローして頂き、活動を追うとともに、書籍が発売した折にはお手に取ってみて下さいませ。
と、取り立ててパンチラインのない、ここまでで800文字くらいの文章を書くのさえ四苦八苦し、あらためて普段お付き合いしている作家さんたちのご苦労が偲ばれました。いつもありがとうございます。でも〆切は〆切です。
次回はきっとまた新しい部員が登場し、もっと愉快な文章を読者の皆さんに届けてくれると思います。だからバトンを受け取ってくださいってば、ねえ。