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桜は咲いてる〜言葉でつながる人〜
朝目覚めると昨日の夜の嵐は去って明るい日差しが窓から差していました。
とても寝覚めの良い朝。布団に寝転びながらiPhone片手に気持ちを整える。
私とその人とはこの一年公共の場でしか話したことがありません。そして相手は私の顔さえ知らないまま。最初はまさかこんな風になっていくなんて思ってもいなかったのです。
この人は…?最初の会話から不思議な感覚。そして回を重ねる毎に、相手を知る度に鏡合わせのように感じていったのです。
言葉で通じ合いたい、子どもの頃からずっと思っていました。でも出会う人はみんなその感覚を共有できない。一緒にいて楽しくても、なんだか遠い。大人になるうちにそれが当たり前なんだと諦めに似た気持ちでいました。
言葉には沢山の意味やその人の思いが詰まっていて、聞く人、読む人によっていろんな解釈があると思います。思ったことを思ったままに伝えることだけでも難しいと感じるのに、私が出会ったその人はそんな事さえふわりと飛び越えて私の本当の思いへと言葉を返してくれるのです。大勢の中にいてふたりにしかわからない言葉たち。
感性が似ている人、波長が似ている人と言うのでしょうか。想像を遥かに超えた言葉をくれる人。
今は異次元だけ、でもいつか会える。焦燥感で時々、三次元の自分が悲しむので時には涙を流しながら現実に向き合う毎日です。
目の前にはまだ沢山の課題があって、ひとつずつ片付けて行かなくちゃならない。結婚、子育て、親の介護、仕事と忙しさの中で置き去りにしてた物、事。もう何一つ残す訳にはいかないな、という覚悟だけは何故か最初から出来ていました。
気が遠くなるような道を進みはじめたら、不思議と周りも変わりはじめるのです。無理していたことを辞めたらどんどん楽になって、全てが順調な訳ではないけど喜怒哀楽が増えるほどに進んでいきます。
ゴールなんてわからないけど。全てを集めて本当に戻って行くわたし。
嵐のなかでも桜は「咲いてる。」