費用対効果とは【8月】
8月に読んだ本、150冊でした〜📚
だいたいこんな感じ。
🌟尼崎的月間ランキング
No.1👑「荷を引く獣たち 動物の解放と障害者の解放」3080円
動物実験、虐待、差別などについて深堀った社会学の本。読む前と読んだ後では違う人間になるレベルの衝撃⚡️
No.2👩🏫「大学なんか行っても意味はない? 教育反対の経済学」5060円
大学に入る前に読むことが最も価値が高いであろう本。でも、大学生レベル以上の理解力読解力がないと難しい内容な上、値段的にもまず学生が気軽に手を出せるレベルではないから、結局読む層は、大学を出たあと働いて、読書を投資と捉えられる、時間的にも経済的に余裕がある人に限定されるだろうなぁ、とも。隔靴掻痒だね…
No.3🀄️「中動態の世界」2200円
「芸術の中動態」の理解をより深めるために。順番逆の方がよかったかも。
責任の所在に関しては、500回くらい頷いた。『責任を取るには能動態でなくてはいけない』=自由に伴う責任、【未成年に取れる責任は大人に責任を取らせないこと】っていう私のゼロ高での授業内容にもリンクするところがあり。改めて面白い。
No.4✋「HANDS 手の精神史」2420円
もしかしたら私たちは手の下僕なのかもしれない…という本。無意識のうちに手が勝手にやったことは誰のせい?ゾンビはなぜ手を前にして歩く?赤ちゃんの口と手の連動性の反射が手話につながる?なぜ悪いことをしたら手錠をかけられる?など様々な方面から考察されてて面白い。
手の仕事だから読んどこって思って気軽に読んでみたけど、まさか死生学でよく取り上げられる研究テーマの「死と性(エロ)」っていう切っても切り離せない2つの関係を繋げる接着剤的要因になるとは夢にも思ってなかった…。死生学について今のこの段階まで深掘りしてない状態で読んでも全く気づかなかったと思う…圧倒的見つけてしまった感。バラバラの事が一つに繋がった感動。究極の無知の知ラビリンスここにあり(うるさくてごめん)
No.5 💰「〈賄賂〉のある暮らし」2420円
都市圏のカザフスタンにおいてのお金に対する考え方、日本では銀行にお金を預ければ利子がつくけど、逆にお金を払ってもお金を預けたい心理、文化、まかり通りすぎている「カネとコネで何とかする」精神。全く未知の世界すぎて面白かった。ただこれ、超インテリなヤクザが読んだら、悪質貧困ビジネスのアイデアで溢れてる本にもなるなと。読まないで、インテリヤクザ。笑
🌟ひとこと
まぁ当たり前なんだけど本当に面白い知識が得られる本は高い。10000円近くするのもザラにある。図書館にある確率も限りなく低い。もちろん、読む人は少ない。「読書と年収の相関関係」みたいな記事ってよく見るけどそういうことなんだろうなーと思った。
「読書は1000円台で出来る最強コスパの投資!」って帯とかに書いてあるインチキ自己啓発書を見かける度に、ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンなのはどの投資も同じなんだから…とぼやきたくなる☁️
🌟その他面白かった本
・シュガーマンのマーケティング30の法則(営業マンは必須)
・歴史とは何か(歴史オタク的には一文一文全部面白い)
・神話と天皇(藤原不比等ぴょん。)
・パンツが見える。(パンチラの学術的研究に人生を費やせるってすごいよね。もう私ヘアヌードとパンチラで1時間の講座作れちゃうよ。やらんけど。)
・脳と心の考古学 (統失あれこれ。)
・ヒトはなぜ自殺するのか(自殺に向かう過程の実例。)
・打ちのめされるようなすごい本
・本が多すぎる(⤴︎上含め、読書エッセイはご褒美。)
・ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと(面白い新刊!)
・失敗の本質(真の学びは失敗から得られる(n回目))
・リハビリの夜(熊谷先生、面白い。)
・日本鎮魂考(激マニア)
・臨死体験(私のおばあちゃんの話)
・我が闘争(博識の無能力者のくだりがぶっ刺さった…)
・死の文化史(別名、死刑やり方マニュアル)
・戦争は女の顔をしていない(手違いで2枚も入ってる…けど普通に読むべきだよね)
・遠き落日(野口英世、知ってたけど改めてクソだな…)
・辞書を編む(本物の辞書編纂者のエッセイ的な。おもろい)
・〈災後〉の記憶史(もはや災後ではない、っていつからなんだろうね。)
・関東大震災の想像力(えげつない資料の数。写真がリアルすぎる。圧巻)
・災害と日本人(中井先生、毎度面白い。)
🌟アウトプット
・第4回教養講座『死生学入門2』開催済
・第5回教養講座『古今東西死に方マニュアル』開催済
・第6回教養講座 天皇制について(タイトル未定)作成中
・読書メモ用のノート(B5の80枚綴)を1冊消費 ←これが1番の財産…📖
🌟感想
なんか以前より1ヶ月が長く感じられるようになった気がします。1ヶ月で出来ることのキャパが増えたとも言えるかも。
宅建業法の知識仕上げるのと、ちょい大きめの仕事と、1.5キロ落とすのも同時並行でやったので、先月より冊数少ないけど、何事もバランスですよね。(バランスとは…)
そしてせっかく絞ったのに海やナイトプールで水着を着る機会には巡り会えませんでした…無念。華の高3って何だろう。
月の最後の日に今月読んだ本を振り返ると「これ読んだの本当に今月だっけ!?」と思うくらいには自分の深いところまで定着している本が多いです。人生のベストセラー級を引き当てる確率が上がったのかも?
来月も楽しくやります😘