148家庭いれば148通りの考えがある。

ようこそ草薙ふたばこども園園長 いちかわちあきのNoteへ!

草薙ふたばこども園には、園児189人、家庭で数えると148家庭の方がご利用していただいております。
数あるこども園、保育園の中で、草薙ふたばこども園は、利用者様の人数は多い方だと思います。

様々な保護者がおり、ママ友パパ友ひとつとっても、保護者の方が「あ、うちとは考えが違うかも・・」と思ったりした経験があるのではないでしょうか。


子ども同士が仲良いからと思って、親は合わないなぁと思いつつも、付き合いを「ママ友」と割り切って続けることもあるのではないでしょうか。

ちなみに数年前、保護者の方からのリクエストで、1月に行われる育児講座にて「ママ友との付き合い方」という講座を行ったことがあります。
(育児講座については別の記事に詳しく書きます。)

「あの家庭とはちょっと合わないのよね、だけれども小学校一緒だし」
「ママ友ではなく同僚とか同級生なら付き合わないと思う・・・」
「なかなかママ友で100%本音を出せる相手がいない」
「ママ友って所詮ママ友だよね」

・・・・・

時々、ママ同士の関係性について園にご相談をいただくこともあります。保護者の方々から「あの子とあそばせないでください」とご指摘を頂くこともしばしば。。
ただ、ご指摘を頂く方に限って、こちらが遊ばせないように環境設定をしても子ども同士お互いが一緒になりたがったりするので、本当に各保育者も悩ましい体験をしたことがあると思います。


1つ思うのは、「1つも同じ価値観の家庭はいない!」ということです。

こういう悩みは、小学校以降の方があれやこれや多い気もします。

我が家の事情になりますが、うちも上の子、下の子とも家庭の価値観の違いに苦労した経験があります。

息子が5年の時に、家がゲームの溜まり場と化しつつあり、これは介入しないとまずいと思っていた矢先のある日、知らない中学生が勢いで入ってきたので、思い切った策を取ったことがありました。
また、小学2年の娘が、小3の子とショッピングモールに行く約束をしてしまい、約束は取り消せない状況だったので、心配な私が付いて行ったら、そのお友達の所持金が10,000円で、1,000円持たせたうちとはお金の価値観が違い、その場での様々な親の対応が求められることもありました。(ちなみにお友達は10,000円ほぼ使い切っていて、いつもそうだよと言っていました。)

どちらの例も、うちの価値観が正しい正しくない、ではなく、家庭による価値観が出ているのだと思います。

保育園、こども園時代から親の付き合いは、時に悩みがつきまとう。
更に小学生以上になると、こども園時代に比べて子どもが親関係なく自分で友達を選ぶようになるので、子どもが価値観などに気付く年齢まで親サイドからの調整が必要な場合がある。。
(子どもが価値観の違いに気付くのっていつなんですかね?!中高生じゃない?!でも最近の大学生ってマルチ講とかすごいっていうから大学生でも付き合いに忠告を入れなくてはならないの?!)

本当に難しい問題だなと感じます。
こども園では、できる範囲ですが、時に親同士の調整に入ることもあります。しかし、どちらの価値観も否定できないので、あくまで仲裁に入ることに限ります。

どの親も通る道なのかなと思いつつ、長くはかかると思いますが、子どもが、「自分自身はどういうお友達と付き合うのがいいのか」ということを、大きくなってからできるように、長い目でみた親の支援が必要なんだな、と感じています。

自分たちと同じ価値観のご家庭は存在しない・・

何度も言うけどいつまで育児続くの〜(白目)

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