おもちゃの変化と選び方

ようこそ草薙ふたばこども園園長 いちかわちあきのnoteへ!
本日は年長児が静岡市民文化会館へ角笛シルエット鑑賞に出かけ、もうすぐ帰ってきます。

さて、おもちゃについてのお話です。
こども園で用意するおもちゃは、必ず意図を持って用意します。
ただ、「人気だから」ではなく、「こういう意図があって」というところを重んじています。
その中でままごとは何歳になっても、「ごっこあそび」で使うので、毎年買い替える必要のあるおもちゃの一つになっています。

しかし、大手のおもちゃやであるトイザらスに行ったら、ここ数年でほぼままごとに関するものがどんどん無くなり、しまいにはほぼない状態です。プリキュア的なものやプリンセスのドレスやプリンセスのグッズ、男の子のおもちゃも戦隊ものが増えています。木でできたレールのおもちゃなどはほぼなくなりました。需要がないのでしょう。

ゆえに、園で必要なおもちゃは、ネットかこども園に来てくださる乳幼児の用品を扱う業者で買うしかなくなってきました。

今日も、ご自身のお子さんの誕生日プレゼントについて、職員と話をしました。爆上戦隊ブンブンジャーのグッズにするとのこと。やはり、ご家庭ではそのような物に需要があるのねと思いつつ「それ振り回して家を破壊するパターンだよね」と言うと「そうそう!!!!」と激しく同意してくれました。

ままごとなどの子ども同士で関わる力を育むおもちゃは、ブンブンジャーとは違った意味で、子どもは楽しそうにします。1~2歳からもののやりとりとしてままごとは楽しむ姿が見られますが、年長児もままごとを自ら選択してあそび込んでいます。

新しいおもちゃもいいけれど、昔からあるあそびも子どもの選択肢の中に入っていくように、おもちゃという環境を整えたいと思っています。
難しいですね、おもちゃ選びって。

ちなみに、当園で市販のおもちゃで長く人気があるおもちゃは、パズル(特に公文のパズル)、ニューブロック(学研)マグフォーマー、レゴブロック、メルちゃんなどの人間の人形です。

どれも消耗品なので、壊れたり数が少なくなってきたりすると買い替えるようにしています。それは絵本も同じかな。

これからも、子どもが考えて使用できるようなおもちゃを考えながら揃えていきたいです。


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