奄美再びの予感
雨の朝でした。
それで寝坊しました。
予報では晴れて来る。
突然ですが、
都立美術館の一邨展へ行くことにしました。
駅まで行ったら、
北の方から青空が広がり始めてました。
(上の写真)
真上の雲の隙間からお日様が覗いてました。
図書館で割引券を手に入れたので、
高齢者割引から更に100円引きの1400円でした。
安かったから行ったわけじゃありません。
奄美の田中一邨美術館の衝撃の余韻があるからです。
所蔵作品の半分は、
都立美術館へ行ってると聞いたので、
行ってみました。
もの凄い人出でした。
平日なのにこの混み方じゃ、
土日は大変でしょう。
今月の初旬に奄美に行きました。
奄美の美術館で、
ゆっくりじっくり見たのは、
実はとても贅沢なことでした。
一邨の旧居を見たり、
海やアダンの実を見たり、
島の歴史を聞いたことが、
幾重にも重なって、
ふと、見える空の色もあって、
一邨の心に触れることが出来た、
そんな気がします。
島尾敏雄の本を読みながら行きました。
この本は終戦間際から戦後の日記です。
今回の特別展は、
他の美術館や個人所蔵の作品があったのが、
行った甲斐がありました。
山水画の空間表現も生きてるし、
生写(なまうつし)の技法も、
色の取り合わせも、
戦争や歴史の影も感じられるのです。
人の頭越しに見たり、
たまさか隙間があったら前に立って、
奄美の海を思い出しながら、
やっぱりもう一度行きたいなぁと、
思うのでした。
いきてるうちに行けるかな?
帰ったらうつつの暮らしが待っていました。
ご飯を炊いて、
(今日はかなりのお焦げあり)
里芋の醤油煮と、
厚揚げの味噌汁を作りました。
歩くので、
マンサンダルでしたが、
帰ったらあくびが出ました。
疲れたみたいです。
この身体で奄美へ行けるかな?