ただ面白いから
昨日は韓氏意拳技撃クラスでした。
おにぎりと梅酢水持って、
都内へ行きました。
暑くて、木の見える道を選んで、
池袋の東口の方へ出たら、
水天宮がありました。
コンクリートの道は、
ムッとして、
体温より暑い。
初級クラスは試力から始めて、
中級は発動式などやりました。
全く訳がわからないところから、
ここまでどうにか来ました。
本当に鈍い歩みで、
途中で逃げださずに、
よくやって来たと思います。
私が韓氏意拳をなんでやってるのか?
聞かれたことがあります。
体験クラスに参加された方が、
難しいと言われたので、
私も初めは何をやってるのか、
全然分からなかったと言いました。
「それなのに何故続けてるのですか?」
そう聞かれました。
何故続けてるのだろう?
太極拳のように、
大会やら、
演武やらがあるわけではないし、
格闘技を極めたいと思っているのでもない。
(強くなって人を投げ飛ばしたら、
それはそれで良い気分かもしれない)
型を覚えて、
上手く出来るようになるでもなく、
(先生には申し訳ないけれど)
進歩してもしなくても、
誰にも影響しない。
評価もされない。
地位も名誉も無い。
あるのは自分の体認の変化だけ。
それも次には手がかりではあるけど、
繰り返すのではなく、
いつも初めての自分の経験。
何故続けているか、
答えは面白いからとしか言えない。
あの世へも持って行けない。
息子に遺すことも出来ない。
でも面白い。
動きなのだけれど、
生きることも見えてくる。
一昨日の養生クラスでの、
烏龍捲尾の、
触れた感覚を手がかりに、
自分が進む動きが、
昨日の中級クラスに繋がって、
又一つ、
私の感覚の経験が増えました。
先生や同学との稽古だから見えます。
自分だけでは決して出来ない。
1人で朝稽古して、
月に一度クラスに参加して、
どっちも面白い。
面白いだけ、
評価もされず、
カネにもならないことを楽しんでいる、
私の背中を息子に見てもらおう。