#002 誕生日の祝い方
誕生日の祝いかた
誕生日、何しようかな?と考えているうちにその日がやってくる。沼落ちした推しの誕生日も、彼らのデビュー記念日もそう。それを思うと、私は誕生日や記念日に何をしようか?と考えること自体が苦手なのだと思い始めた。
もちろん大切な人の誕生日はお祝いしたいなと思うしどうしたら喜んでくれるかなと考える。結局のところ相手の好きなご飯を作って丸いケーキを準備して「おめでとう!」とお祝いする。実はこれが私にとっての最良で最高な祝い方なのではないかと思ってきた。
我が家は基本的に、誕生日や記念日、クリスマスだからとプレゼントを用意することはない。その時に欲しいものがあればプレゼントとして贈るけれど、相手が欲しいものを欲しい時にプレゼントとして送るという考え方で育った。その感覚をオットは理解し受け入れてくれているから感謝しているし、お付き合いしている時から今もそれは続いている。
ちょっとごちゃっとした日
さて、話は変わってオットの誕生日は、はるか昔に私が大好きだった人(人を愛するとはどういうことかを教えてくれた人だった)が遠い世界に行ってしまった日でもある。
人生何があるか分からないな~、と本当にそう思うのです。(このことはオットは知らない、今は言う必要のないことだと思うから。もしこれをオットが見たとしても嫌な思いはしてほしくないな。隠してるのではなく、本当にもう言う必要のないことなのだから。)
梅雨が明け、雨で濡れた土に太陽が当たって夏の匂いがしてきた頃、あの懐かしい思い出を振り返ることはもうなくなった。それはあの時「大切な人は高いところに置いておいて、たまにおろしてあげればいいのよ」という言葉。無理に忘れなくていい、大事にしまっておいていいんだってこと。そのうち高いところから降ろさなくなる。時間が解決してくれる。
あの時は意味も分からなかったけど、そんなものなのだと理解できるまでになった。
2021年の誕生日
ワケの分からないウイルスが蔓延し世界の状況を一変してしまったので、2020年 東京オリンピックは延期された。開会式予定日はオットの誕生日だった。笑
今年の誕生日はどこでどんな風に過ごしているかは分からないけれど、きっと例年通りオットの好きなメニューと丸いケーキでお祝いしている。
望むことは、身体も心も健康で家中が笑顔で溢れていればいいなと、本当にそう思っている。あわよくばこの幸せを誰かにおすそ分けできれば、これ以上ない幸せだなって。
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