デンマーク人の働き方に憧れる
デンマーク人の働き方ってなんかカッコ良いなあ。デンマークの建築事務所でインターンを始めて1ヶ月が経って強く感じています。
働いている様子がカッコ良いというよりは、仕事に対する向き合い方(自分の生活と仕事のマネージメント)が素晴らしいと思います。
フルタイムが週37時間
日本と明らかに大きく違うのは、ワーカーの勤務時間です。日本は週40時間が一般的だと思われますが、デンマークではフルタイムが週37時間です。3時間しか違わないのかとも捉えられますが、これが大きな差だと感じました。僕の事務所では、ほとんどのスタッフが15時前後に毎日帰宅します。
お昼休憩はない
たったの3時間で大きな違いが生じるのはお昼休憩の有無だと思います。デンマークでは長い昼食休憩はなく、自分で持ってきたサンドイッチとコーヒーを片手に仕事を続けます。フルタイムの37時間にもこの時間が含まれているのです。早いこと仕事を片付けて家に帰って家族との時間を過ごすために、昼にダラダラと休憩を取るのは勿体無いと言います。
残業はしない
忙しいと言われている建築業界ですが、デンマークの事務所で働き始めて、スタッフが16時半以降に残って作業しているところを見たことがありません。「今は事務所が忙しくて、ゆっくりと話す時間がとれなくてごめんね」と言いながらも15時を過ぎたらどんどん帰宅していきます。家族との時間を最優先にしているデンマーク人にとって、仕事で遅れて帰るという選択肢は存在しないのだと思います。
金曜日は13時事務所がに閉まる
これが一番驚いたことです。最初の週はそのことを知らなかったので、いつも通りの電車を予約していたのですが、昼飯を食べながら作業をしていたらスタッフの方が僕のところにやってきて、「そろそろ帰る時間だよ」と。僕はよくわからず、事務所内を見渡すと僕とそのスタッフとあと一人しかもう働いませんでした。
電車の時間は17時だったので、まだ作業できるかどうか聞いてみましたが13時には閉まると言われました。外で時間を潰すしかないことを伝えると、美術館のチケットを渡されてここに行って来なと言ってくれました。たっぷり美術館を楽しんで、充実した金曜日を過ごせたなあと感じました。
まとめ
学生の僕は社会人として働いたことはないですが、感覚的にデンマーク人の働き方は日本人と比べて大きく違うことがわかります。僕は日本人だからなのかついつい最後まで残って作業してしまいますが、家族のためと堂々と15時くらいに帰宅する毎日を送れるのは素直にかっこいいなあと感じているのでした。