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【西欧旅Day4】国境を越えた出会い
旅4日目で次の国に向きました。オランダからバスで向かったのはドイツ、ケルン。ベルギーに留学中の友達と彼のホストファミリーに合流しました。
これから3日間、クリスマスというヨーロッパの人々にとってとても大切な時間を一緒に過ごさせてもらいます。留学中の彼と、僕を迎えてくれた家族には感謝してもしきれません。本当にありがとう。Dankjewel!
ベルギーの家族とケルンで会ったのは、ドイツのクリスマスマーケットを一緒に楽しむためです。ヨーロッパでは至るところでクリスマスマーケットが開かれていますが、ドイツはその本番ということで、一緒にまわることにしました。
暖かいココアに、本場ドイツのソーセージを挟んだホットドック。雑貨を見るのかなあなんて思っていたのですが、食べて飲んでの繰り返しで、ここまでホステルで自炊生活をしていたので涙が出るほど美味しかったです。
ケルンの駅を出てすぐ目の前に聳え立つ大聖堂は圧巻でした。すぐにスケッチブックを開いて正面のファサードをラフに拾っていきました。
高さ157メートルを誇る世界最大のゴシック大聖堂でありながら、細部の細かなデザインも今まで見てきた他の教会と比べても圧倒的です。
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あのような大規模かつ繊細な建築を完成させた当時の人々の信仰心、エネルギーにはとても感動しました。
この大聖堂では面白い出会いもありました。目の前のカフェでコーヒーを飲んでいるとたまたま隣にいた方が日本人でした。
75歳でキリスト教徒の彼は、ホテルマンとして貯めたお金で退職後に毎年ヨーロッパの教会を訪れていると言います。
コロナ禍でずっと渡航ができず、5年越しに夢が叶ってケルンの大聖堂でクリスマスのミサを体験するそうです。
僕が面白いと思ったのは、もしクリスチャンの彼に日本で会ってもこんな盛り上がらないんじゃないかということです。全くお互いを知らなくても同じ日本から来たというだけでこんなに話が進むというのは振り返ってみればすごくスペシャルなことだなあと感じました。
でも、留学中を振り返ってみるとそれは日本人同士に限らない気がしてきました。国境を越えた出会いってなんかスペシャルなものなのかなって。
ホストファミリーというのも、もともとはお互い全く知らないないところから、数ヶ月から一年という期間を家族の1人として過ごすというのはやっぱり凄いことだと思います。
今は旅行中でたまたま同時期にヨーロッパに留学している高専の友達と彼のホストファミリーの家でクリスマスを迎えようとしているのです。
トビタテの友達も今まで全く知らずに日本のどっかで勉強していた学生同士が、今度コペンハーゲンに行くから会おーみたいなノリで盛り上がる。
建築を見に行った時に、日本から来てここで勉強していますと伝えると、喜んでせっかくならと普段見せてくれないところまで案内してくれたり。
国境を越えた出会いは何かスペシャルなものになるなあって。
本来は国籍のことを指すのかもしれませんが、「日本を出てみると」という意味で僕は捉えました。
シンプルなことかもしれないけど、実際に体験してみないとわからない。今日そんなことに改めて気がつけたと思います。
留学中や海外に滞在中、過去の渡航経験方で同じようなことに気づいてる人はいっぱいいるのではないかな?
ではまたー。
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