「西に黄色」が効かない理由

こんばんは。
風水鑑定協会の西美穂です。

今回は、日本に普及している
エセ風水の例を話します。

「西に黄色」
「鬼門裏鬼門」

こういったものは
風水ではないので、効果はありません。

なぜかというと、
「人、場所、時間の氣」など
全く気にせず、

「どこに住んでいるどんな人でも
　同じことをすれば
　同じ効果が出る」

と言っているものだからです。

それは本物の風水では
ありません。

たとえば、
もしあなたが足首を捻挫して
医者にかかった時、

「じゃあ風邪薬を飲んでください」

と言われたらどう思いますか？

あなたの次の患者が、
手にケガしているのに
また風邪薬を出されていたら？

「ケガや症状に合わない治療で
　治るわけないよね？」

そう思いますよね。

そして、
「症状に合わない医療行為は
　危ないからやめてほしい」
とも思いませんか？

その医者は間違いなく
ヤブ医者です。

風水で言えば、
どんな場所に住む
どんな人に対しても

「じゃあ、あなたも
　西に黄色を使ってください」

「じゃあ、あなたも
　この方位を鬼門にします」

と言っているなら
それはエセ風水なのです。

医療が、
ケガや病気で悪くなった体調を
調整する技術なら、

風水は、
身のまわりの「氣」を
調整する技術です。

調整するということは、
とうぜん今の「氣」の状態を見た上で
より良くなるように行動するわけです。

なのに、
その「氣」を見もせずに
誰でも一律で

「同じことをすれば
　同じ結果になる」

などということは
ほぼありえないのです。

そのため、正しく学び、
正しく対応しないと、
時折、逆効果をもたらすことも
あります。

なので正しい知識を持って、
正しい方法で気を整えてください。

それでは、また。
11月24日 19:19