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【風水体験記#79】完璧主義的な人の風水

〈風水体験記の目次はこちら〉

こんにちは。常見多聞です。

風水には、とても簡単な知識と、大変難しい知識があります。

特に簡単な知識は、簡単に思えるだけに
逆に色々と誤解もされています。

これはどの分野でも似たようなことはあると思います。


今回は、簡単な知識を誤解している、潔癖症的な人の風水の体験談を記します。


家を購入予定の夫婦


ある夫婦の方からの依頼で、購入先の候補物件を現地に見に行くこととなりました。

旦那さんは社長さんで、奥様とご結婚されることになったのだそうです。

いくつもの候補物件を一緒に回りながら、お話をしてわかってきたことがありました。


風水を少し学んでいる奥さん


奥様は、風水を独学で学んでいるらしいのですが、こういう家の購入となると、さすがにプロに鑑定をしてもらおう、ということになったのだそうです。

この日に回る数件の物件以外にも、以前候補であった物件の話をして、これはああだからダメで、あれもこうだからダメ、と話しておられました。

奥さんの話している知識は、
風水における「巒頭」という、目に見える吉凶のことで、とても簡単な知識です。

ただ、話を聞いていて、違和感がありました。
ことごとくポイントがズレているのです。

ちなみに「理気」というのが、目に見えない気を扱う知識で、目に見えないもんだから、日本の誤解されたニセ風水が生まれてしまっています。


間違った観点から否定し続ける


ようやく、候補物件に着き、周囲を色々と見ていると、奥さんが

先生これはどうですか?

と、ある電柱を指差していました。

奥さんの知識によると、電柱は良くないとのこと。

私は、さほど気にすることはありません、答えました。

確かに、電柱が良くない、という知識は存在しますし、そういう風水の家はたくさんあります。

しかし、電柱=凶ではありません。

そんなこと言ったら、街は電柱だらけですから、 ほとんどの家に引っ越せなくなります。

いろんな話し方をしましたが、奥さんはどうしても気になって納得できない様子でした。


1対1で結びつけてしまう


先ほども書いたのに続きますが、
電柱そのものが悪いのではなく、
その悪さをする背景の理論があり、その理論に沿っているとき、、電柱が凶となるわけです。

なんでもそうだと思うのですが、
最近のSNSやメディアの影響なのか、
なんでも1対1で簡単に結びつけて考えてしまい
これは吉、これは凶、風水はそういうもんだ、と理解してしまっているようでした。

これはこの奥さんだけでなく、全般的に感じていることです。

個別の事情や強弱に沿って、個別に判断していくのが本来ですが、
気になったら、止められない、そして結局どの物件も、ああだこうだと神経質に気になって決められませんでした。

結局、これだといつになっても引っ越せないわけで、風水というよりはメンタルの方に理由ががあって決まらないわけです。

完璧な風水の家は存在しない



このシリーズでも話しましたが
完璧な風水を目指すと、必ず穴にはまります


そして、この奥さんの風水の知識では、特にマイナス要素のなかった物件があったのですが

居心地が、、、と言って、そこも不採用となりました。
ちなみに、私は問題ない家だと伝えたのですが、、、
これはこういう状態の方の感覚で居心地の良さを探求しても、風水の吉には辿り着けないことを指しています。

それは、ここでも書きました。



風水や占いに対峙するときの、その人の状態や言動の人の本性が現れる、ということはよくあります。

それはそれは、たくさんのケースを見てきましたが、今回の例はほんの一例でした。


では、また🫡


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風水コンサルティング見聞堂
風水大学


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