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【風水体験記#11】何者でもない家

〈風水体験記の目次はこちら〉

こんにちは。常見多聞です。

今回は前回のつづきとなります。


前回のあらすじ

  • 風水は家の向きを必ず測る

  • 最低24方位以上を使う

  • 家の向きが方位の境目の家があった

  • 8方位では東でも、24方位では境目

  • どの方位にも属さない家ということ


風水が使いにくい家


家の向きがどの方位にも属さない、ということは、家の個性つまり各方位の吉凶などの情報を引き出すことが出来ない、ということになります。

これは風水が使いにくい家、ということです。

そのためいくら家相で問題のないと言われた家でも、風水では家全体が凶ということになります。

引越した途端に体調がおかしいというのは、これが関連していると私は判断しました。

それだけではありません。
ここからが本題です。

何者でもない家


どの方位にも属さない家、ということは
どの風水タイプにも属さない家、ということです

私は詳しくヒアリングをすることにしました。
この依頼者の男性がどのような人生を歩み
どのような経緯でこの家を建てたのか。

そうしたら、特殊なお話がありました。

この男性は、生まれてから一度も両親に会ったことがないそうです。

生まれてから、自分の家がなく、施設で育った
兄弟もいなくて、家族はいない、親戚も会ったことがない

自分の家を持つことで、自分の本当の居場所が欲しかった、というきっかけで家を建てたのだそうです。

私はこのような経験がありませんので、想像をはたらかせてみるしかないのですが

きっとこの男性は

「自分はだれ?何者?」

という「問い」を人一倍持ち続けてきてきたのではないかと思います。

このような問いをもって建てた家は
どの方位にも属さない家
風水のタイプがどれでもない家

まさに、「自分はだれ?何者?」
という家を建ててしまった。

そう私は思いました。

そして体調を崩しても、病名もつかないことも関係しているのかもしれません。

私はこのことを男性本人に話してみました。

彼はポロポロと涙を流し、いままで抑えていた感情が一気に吹き出してきたようでした。

風水は人生や運命を映す鏡


不思議な話ですが、
風水鑑定の現場ではよくあることです。

何がよくあるのかというと
風水を見ると、その人を鏡に映したかのように
見えてくるものがある、ということです。

そういう人は、そういう家に住み
そういう場所で寝て、そういう事が起きるのです

考えられる限りの対処法を伝えて
鑑定を終えました。

鑑定のたびに、中国伝統風水を通して
その人の人生や運命を感じて
じーんとくるのですが

今回は特に感慨深いものがありました。

では、また🫡

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風水コンサルティング見聞堂
風水大学

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