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【風水体験記#63】富豪がはまる勘違いの豪邸の風水

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こんにちは。常見多聞です。

以前、ある企業のニュースがきっかけで
社長さんが渦中の人となり、
社長さんが住んでいる家がとても豪快で一部で話題となりました。

しかし、この豪快な家は風水としては、とてもまずくて、それもその企業のニュースに関係しているのではないかと、私は考えていました。

今回はそのお話を書いてみようと思います。


コの字型の家


その豪邸は、端的に申しますと
「コの字型」をしています

そして、その「コ」の中の空いているスペースに、庭があったり、噴水があったりと
「コ」の3つの辺から、中庭を見ることができるわけです。

この形の豪邸に私も何度か鑑定で出会ったことがありますが、
庭をのぞんだときの開放感は、すごいものがあります。

ただし、一方で、中国伝統風水の理論を中途半端に模したものだなぁ〜という感想も抱きます。


四神相応、龍穴砂水と四合院(三合院)の表面的モノマネ



どうやら、この「コの字型」の家は、大吉とされているようでして、それも中国伝統風水でそう言われている、と謳われている、のだそうです。

これは、中国伝統風水の理想モデルとされる
四神相応、龍穴砂水の理論と四合院(三合院)を形だけの薄っぺらいモノマネしていることから来ていると思います。

風水大学のセミナー風景
四神相応と龍穴砂水


コの字が下を向くと、一応はこの写真と同じようになり、明堂の先に川があるのが庭だったり、噴水だったりするわけです。

この理想モデルを家にすると四合院や三合院が出来ます。(写真は四合院)

四合院

下の辺が無くなれば、三合院となり、
今回のテーマの富豪がはまる、大吉と誤解されていた風水と家となります。


形だけ真似てかえって大凶となっている


なぜ、この形だけ真似た家が大吉と言われるようになったのかは、全く理解できませんが

断言出来るのは、形だけ真似ても、その良さは何も得られない、ということです。

大切なのは、
なぜこの風水の理想モデルが良いとされているのか、その背景を理解して取り入れること

そして、これはあくまで一手法に過ぎず
過去に何度も書いてきているように
中国伝統風水では、建物の向きと築年月の暦の情報を取り入れます。


大吉のつもりで建てた家が大凶だった理由


私がこのコの字型の家を鑑定させていただいた時、なぜこのような変わった形の家にしたのかと聞くと

①ある風水師に大吉とアドバイスされた
②ある富豪もこの家に住んでいる

ということでした。

①②どちらも、納得してしまいそうな理由で、ごもっともなのですが
私が鑑定したお住まいや、例のニュースで話題となった社長の家(ネットで住所まで載ってしまっている)は
形だけ真似ていて、家の向きが大変マズイ位置にあり、
大吉となる方位が全く利用出来ず、
噴水や庭でかえって凶を刺激する配置となってしまっていました。

中途半端な知識で単に真似るというのは、どの世界でもそれが原理原則を理解していないものであれば、かえって悪くなるわけです。


基本的には普通が一番


基本的に家の形は普通が一番です。

特徴があるということは、偏っているということです。


ある方面で仮に良くても、他の方面では良くないことが同時にあったりします。

欲張らずに普通であること、これは生き方にもそのままつながるような気がしますね。

では、また🫡

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風水コンサルティング見聞堂
風水大学

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