![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141215982/rectangle_large_type_2_84b4c81210bf2070f4ae1cd9e497c3a7.jpg?width=1200)
【風水体験記#35】玄関に鏡って本当に有効なのか?
こんにちは。常見多聞です。
よく風水では「玄関に鏡」と言われているのだそうです。
なんで、こんなことが触れ回るかというと
単純なことに反応する大衆心理だと思います↓
中国伝統風水では、そういうことは言いません。
鏡を使うことはあるのですが、
基本的な考え方の次元が異なるのです。
今回はそのおはなしを書いてみます。
鏡は何をするもの?
そもそも、鏡は何をするものでしょうか?
玄関に鏡とかいう単純な理論は、この前提を理解していないので、変なことになるのです。
鏡がすることは基本的には2つあります
気を跳ね返す
気を集める
そして、鏡ならば全て良いかというと、これはそれぞれに差が生まれます。
鏡の写真を見れば一目瞭然
この写真を見てみましょう!
風水グッズの八卦鏡です↓
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141212002/picture_pc_1827fb445a05b75b774a790fa1e6bbfa.png)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141212003/picture_pc_cbe80cd72e305dc756181504786b390f.png)
見てみましょう、と言ったわりには、
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
上の「凸面」の鏡は、真ん中の円のところが、
カーブを描くように膨らんでいて
下の「凹面」の鏡は、逆に凹んでいます。
凸面は「気を跳ね返す」
凹面は「気を集める」
という効果を狙っていますので
状況と目的によって、どちらの面を使うかを使い分けるものです。
つまり、単純に鏡を置いても、しかも平面の鏡を置いても、中途半端なことをしているわけです。
何のためにその鏡を設置しているのか?
理解をしないと、このような本末転倒なことが起きるわけです。
状況と目的に合わせて鏡を配置
風水で鏡を使うとき、
気を跳ね返す
気を集める
の2タイプがあることがわかりました。
では、どのような気を跳ね返して、どのような気を集めるのでしょうか?
これは、単純に
凶を跳ね返して、吉を集める、
ということになります。
ただし、「気」と言ってしまうので
これは目に見えないものです。
だから、色々なことを言う人がいますが(笑)
鏡で跳ね返す気については、
素人の人でも目に見えるところから来ているタイプのものを対象とします。
なので、特殊な能力は必要なく、誰でも判断出来ます。
能力ではなく、正しい知識があれば十分です。
跳ね返すべき気があることがわかれば
その悪影響を少しでも減らすように
鏡の凸面で跳ね返します。
鏡で気を集めるのはリスクがある
鏡で気を跳ね返すことについては少し触れましたが
気を集めるのはどうでしょう?
私は、これは恐くて出来ません。
なせならば、本来の中国伝統風水には様々な流派かあり、きちんと数えれば100以上あります。
その中で、三大流派や効果的な流派・手法を用いるわけですが、
それぞれ複数用いるということは、どれも現実の現象とリンクするからです。
つまり、ある流派で吉と出たから、その気を集めようとしても、同時に別の流派の凶を集めていることにもなりかねないのです。
明らかにその建物で起きている現象が
A流派の凶から来ているならば、
その凶を緩和するために鏡は有効です。
しかし、、、
その建物にある吉の気を集めようと鏡で増幅させると
同時に別の流派の小さかった凶を集めてしまい
今までは何もなかったのに、変なことが起きる
ということが考えられるわけです。
なので、私は鏡で気を集めるってリスクがあるので、
しかも風水は暦によって変化するので
一時的にではなく、中長期的に見れば
いつその凶現象が起きるかわかないので
恐くて出来ません。
鏡で財運が上がるという嘘
よく、風水の鏡で財運が上がるとかいうのがあるそうですが
今まで書いて来たように、
跳ね返す場合は、マイナスを減らしてゼロに近づけているだけなので、
財運を妨げているものが減ることはあっても
財運そのものが増えることは通常はありません。
風水で財運を集めるものは、別の記事で書いていますが、鏡ではなく、主にある状態にある水に属するものなので、
鏡で財運の効果を狙って行うというのは、中国伝統風水の理論には通常ありません。
私の知らないところであるかもしれませんが、全く別の前提と理論に基づくはずなので、日本で言われているような単純な形ではありえません。
まあ、思い込みのプラシボ効果なら、、、
という感じですが、、、
鏡を置くのは玄関とは限らない
鏡を使う目的に応じた状況が生じるのは、玄関だけではないわけです。
リビングでも洋室でも、跳ね返したい気があるのならば、鏡を使うという選択肢が存在します。
これはその家やオフィスを個別に見て判断することになります。
以前も書きましたが
中国伝統風水は個別に見るので
どの家やオフィスにとっても同じ理論は言いません。
玄関に鏡、というのは、
家やオフィスの個性を見なくても
全部に同じことを言っているので
単純で頭を使いたくない大衆が好む論理です。
なので、変に広まって、あたかもそれが真実であるかのようなイメージを与えているわけです。
玄関の左側に鏡という虚実
あと、玄関から外を向いて左側に鏡を設置すると良い
ということも言われていうそうですが、
何度も言いますが、家やオフィスの個性を見ずに
全て同じことを言うのは、ダメなんです。
この「左」というのは、ある種中国伝統風水の正当な理論を使っているのですが、
これも全ての家やオフィスに左ではなく
起きている現象に合わせて、
右を使った方が望ましいと判断することもあります。
ただし、このようにちょっと本物に基づいた情報を混ぜるので、もっともらしくなっしまうのですが
巧妙な詐欺師が虚実を混ぜて嘘をつくようなものです。
こんな感じで、ややこしい世界です。
きちんとした風水の情報や、風水師に出会えるか?!
も含めての人の運なんじゃないかと、
こういうことを考えた時思います。
では、また🫡
続きをよむ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141210464/picture_pc_c15d7213ca6f3976dd59a1d7ffa9593f.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141210463/picture_pc_e6b6137b40084b1fb43cb9318c1ebabc.png)