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Liverpool
今世界で一番強いチームの研究。
なぜ強いのか。
戦術が確立されている。
全員が無意識にやれるほどに、浸透してる。
無意識にやれるということはもう習慣のようなもの。
そうなれば、もっともっとディテールの部分が上がる。
だから、今期圧倒的な強さでプレミアリーグを戦えている。
昨シーズンあったような、点決められなくて見てるこっちがハラハラする試合はだいぶ減った。
これは習慣化が要因かなと勝手に推察してる。
要するに脳でプレスのかけ方を考えなくても出来る。それは脳が他の事に気を使えるということ。
そりゃあ精度も上がる。余裕が出来たというのが1番分かりやすいかな。
じゃあ、どんなサッカーをするのか。
簡単に言うと、
「とにかくゴールに向かうこと」
「取られたら直ぐに取り返すこと」
この2つ。
でも、これを実行するためにいろんな事をしている。
まずは獲得選手の的確さ。
このサッカーをするために何が必要か。多分リストがあるはず。
マネ、サラーはこのサッカーでまさに輝く選手。
ワイナルドゥムなんてまさに、このサッカーに欠かせないフィジカルを持ってる。走れて身体が強くて、チームのために走れる選手。
そして前からプレスをかけるチームには欠かせない前に強いcb。ファンダイク。
クロップが指揮して、取ってきた選手で良くない選手いるかな?
これも、やりたいサッカーがハッキリしてるから取るべき選手が分かるんだろうな。
じゃあ、サッカーの面
攻撃の決まりごとは?
基本的にはサイド攻撃とショートカウンターが基本。
サイドからのクロス。それを、セカンドボールを拾って二次攻撃三次攻撃ととにかくゴールを狙う。
ポジションは4-3-3。アンカーあり。
攻撃時、
マネとサラーが中に位置どりして、サイドバックを高い位置に取る。
アンカーはcb間には出来るだけ落ちない。でも、どちらかのインサイドハーフはsbが開けたスペースに落ちてビルドアップに参加する。
守備時、
前からプレスをかける場合、
マネとサラーのポジションが肝。
cbとsbの間にポジションを取る。狙いはsbに出させないようにするため。なぜか。
マネとサラーをあまり後ろに下げたくない。
この時のインサイドハーフはもしも相手のsbにわたった場合、そこにプレッシャーをかけなくてはいけない。プレーしてると分かるけど、コートの横幅を3人で守るのは相当きつい。
だから、このインサイドハーフの運動量はこのチームの生命線だ。
もちろん相手sbに渡った時点で、逆サイドのマネはスライドして、4-4-2のような状態になる。
おおまかに言うとこのくらいかな。
細かいのでいうと
アーノルドからサラーへの縦のスルーパスとか
アーノルドとロバートソンのクロスとサイドチェンジとか、
ヘンダーソンのアーリークロスとか、
ファンダイクからアーノルドへのロングパス
こういう細かい武器のようなものをたくさん持ってる。
そしてこのサッカーをしてるリヴァプールが強い1番の理由はこれ。
このサッカーは観客を味方にする。
ホームで強い理由はこれ。
とにかくゴールに向かうから、観客は楽しいし、例えボールがゴールラインを超えたとしても、
前向きなプレーだから、観客から拍手が出る。
そりゃあ、ボールをずっと保持してパスを回すより、
ゴールに向かって走ることをやめないチームの方が見ていて面白いし、あつくなれる。
クロップのチームが奇跡を起こすのは決して偶然じゃない。
本当にスタジアムでイケイケムードを作り出してる。
何回も何回もゴールに向かってプレーして尚且つ観客の後押しを受けて圧力をかけたらいつかやられるし、相当な集中力じゃないと相手は無理だよ。
いやーこんなチームが日本に生まれる日はくるんだろうか。
僕が監督をやるまで出ないでほしい。
では。