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Lazio
Lazio vs Juventus
3-5-2 対 4-3-3
ラツィオはfwインモービレが得点を量産中。
やっぱり3バックをやるチームは何か魅力的で見てしまう。
中盤が3枚だとやりづらいから、どうゆう方法があるのかすごい勉強になるし、新しい発見がある。
中盤の形はこういう感じ。
ルーカスがアンカーでルイスアルベルトとミリンコビッチ。
やっぱりこのシステムの肝はここ。
相手のサイドバックに誰がいくか。
サイドがシステム上1枚だから、
どこかがスライドして出ないと行けない。
ラツィオのやり方は、中盤の選手がサイドバックにアタックするシーンが多かった。特に相手がハーフウェイライン付近でボールを持っているとき。
正直サイドバックに中盤の選手がいくのはかなりきついんだけど、
中盤が開けたところをウィングバックが埋めていた。そして左のcbがサイドにスライド。
もちろんルーカスが間に合えば、ウィングバックが中を埋める必要はないんだけど、
そこの気が利くポジショニングはさすが。
誰が行ったから、ここをスライドする埋める。しかも全員が意識しないと必ず上手くいかない。
この意識がとにかく必要なシステム。
そして、ユベントスの1点目はまさにこのシステムの弱点を綺麗に表してくれた。
3バックのcbは必ず前に対して強く行かないといけない。ということは、前への力を上手くいなされるとついていけない。
説明すると、
ワントップのロナウドにくさびが入る。そこにcbが強くアタックをするが、
ワンタッチでサイドのベンタンクールにパス
ロナウドは相手の前への力をいなしてゴール前に走る。
cbは前に強くアタックをした分、後ろにすぐには動けない。
ベンタンクールが中にグラウンダーのクロスをあげてロナウドはフリーでゴール。
ラツィオはこのシーンでcbがロナウドにアタックしてできたスペースを埋めないといけなかった。
でも他のcbもマンツーマンの意識が強いからスペースを埋めるという選択を出来なかった。
ここが難しいところ。
スペースを埋めるのか、マンツーマンに徹するのか。
それと気になったのが、プレスのかけ方。さっきのsbへの行き方と繋がるんだけど、
ボールに近い選手が誰であろうと、ボールにアタックする。この決まりがあるように感じた。そこから全員で埋めていく。
だから、プレスに全く迷いがない。
後ろは気にしない。
だから、ラツィオはコンパクトでプレスが速い。
では攻撃は?
チーロインモービレが爆発中。
まさに、この守備の仕方がインモービレを活かしてる。
ラインを下げて、全員でボールに素早くアタックする。
そこからショートカウンター。
相手の後ろにスペースもあるし、ルイスアルベルト、ミリンコビッチは良いパスも出せる。
まさに、インモービレが活きる守備の仕方。
攻撃時はほぼフリーでやらせてるのも彼のキャラクターを考えればプラスに働いてる。
結局は、選手をみて選手が活きる戦い方を見つけるのが大事なんだなと思う。
では。