草津温泉の広告がマジで凄い。
いやマジで凄い広告みつけました。
ちょっと見てみてください。
今年は草津に行こうと思います。コンバージョン1。
ここからネタバレ込みで書きますね。
やばいなと思ったのが、一周目と二周目で意味が変わることと、途中でギリ気付くか気づかないかのギミックを入れてることです。
この動画を最初にみた人が一周目で想定したストーリーは
「恋愛慣れしてない男の子が、かわいい彼女と念願の旅行に行くけど、浮かれ過ぎて距離感がある(なにかやらかした)、でも最終的には晴れて結ばれるんじゃないか?」
という内容だったと思います。
でも、最後まで見ていくと、
「最後に女性が自撮りを振り返るシーンで、写真には誰も映っていない(つまり男性はすでに亡くなっている)」
という、ホラーの要素も若干入った感動ストーリーになっています。
なにが凄いかって、途中途中、ちゃんとわかりやすいヒントが転がってるってことです。
机の上の料理が、女性の分しかなかったり、
ビールを取りにいってるあいだにしっかり片付けされていたり、
話しかけてるのにあまりにも反応が悪かったりするので、
なんとなく「??」「なんか普通じゃないな??」と、クエスチョンマークが浮かぶ仕掛けになってます。
ギミックがすごい。
このギミックのおかげでバズり散らかしてます。
なぜなら、このヒントに気づいた人は
「おれは、もともと男の人が幽霊だったって気づいてたぜ?」
とSNSでシェアしたくなるからです。
おそらく、このドヤりたくなる心理に誘導することが、この動画を作ったマーケターの真の狙いですね。
しかも僕みたいに普通に没入してようやく気づいた人も
「感動した!」
と言ってシェアしたくなる仕様になってます。
もっと言うと、一周目は気づかなくて、解説を読んでギミックに気づいた人も、この動画を知らない人にシェアすることで
「この動画の仕掛け、すごくね?」
とドヤれるという二段構え。
つまり、色んな意味ですっげーシェアしたくなる動画になってます。
広告なのにショートドラマで楽しめるコンテンツになっているし、感情が動くストーリーもたっぷり入っていて、いやーマジで凄いCMだなと思いました。
普段、僕は利益最大化を取りにいくジャパネットタカタみたいなゴリゴリマーケが多いので、たまに美しいマーケティング事例を見つけるとかっけえなって思っちゃいます。
今回は、草津という地域のブランド価値(好感度)を高めることが目的の認知広告なので、また目的が違っておもしろいですね。
事例を集めることで自分のビジネスにも活かすことができるので、noteにメモ代わりで書きました。
また良いコンテンツを見つけたらシェアしますね。