コロナウィルス論考
オミクロン変異株B.5が猛烈に流行しプロ野球では1日50人も陽性者が発見される始末である。
7月21日は東京都での陽性数が3万人を超えようとしている(執筆時点)。B.2.と比較して1.27倍の感染速度、ワクチンの免疫をも回避すると言われている。下の記事が大いに参考になるだろう。かつて重傷者増大をもたらしたデルタ株と比べて重症化はしづらいというのが光明だと思う。
結局のところ、現在のB.5.が医療体制にどのようにインパクトを及ぼすのかによる。陽性者が増え、入院者が増えて医療リソースを圧迫するのなら問題が出てくる。しかし「喉が痛くなって高熱が出る」程度であればすぐ死ぬ可能性は低いと見て原則自宅療養にすれば医療リソースを圧迫しなくて済む。海外からの渡航客を受け入れているので陽性者が増えていくことは自明であったはず。経済を優先して規制を緩和していけばこのような事態は予測がついたはずではないのか。ここらへんの政府の態度がよくわからない。政府が責任を取りたくないという姿勢が見え隠れしてる。
ここで今一度コロナウィルスが現在も公衆の脅威なのか陽性者数、重傷者数、死亡数のデータから整理して国民に説明を行うべきである。このようなことをしない政府は無為無策としか思えない。
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