核融合ロケット研究(22)/Ex-fusion・スタートアップ企業
表紙は、Ex-fusion社のHPからのものです。
今日は。先日、noteの記事を読んでいましたら、以下のようにスタートアップ企業Ex-fusionさんの紹介がありました。noteで新しい情報が得られるので、感謝です。
https://note.com/mogura2001/n/nab2cbf2def90
【阪大発スタートアップ、レーザー核融合で世界初の実証炉 18億円調達、30年代商用化へ本格設備】日経新聞
「大阪大学発スタートアップのエクスフュージョン(大阪府吹田市)は、レーザー核融合反応を繰り返し起こすための技術を検証する世界初の実証炉を国内に建設する。核融合発電は脱炭素に貢献する次世代のエネルギー源として期待されているが、技術的なハードルが高く実用化への工程はまだ見通せていない。2030年代半ばの商用化を目標に、本格的な設備で知見を蓄積する。」
そこで、Ex-fusionさんのHPに入り、以下のレポートを読むことが出来ました。
https://ex-fusion.jp/wp-content/uploads/2023/07/Exfusion_Impact-report20230126.pdf
6ページ目には、ストリートして、
商用炉実現*(2035年)とあります。
*レーザー核融合反応によるエネルギー供給を実用化レベルで行うことができる核融合炉の第一号
今までこの様な前向きの発表は、レーザー核融合に関しては殆どなかったので、驚き、また嬉しく思いました。本当に、2035年代に商用炉が実現するように、応援したいものです。
それと同時に、私たちの方もレーザー核融合ロケットを実現化するためによく計画して動かなければなりません。以下に添付します資料は、私が独断で随分前に作成したロードマップですが、2035年とは、統合推進システムを宇宙で実験と予定しています。要するに実験機を宇宙で飛ばしてみるということです。その前には、核融合プラズマを用いた磁気ノズルの実験、地上での推進システムの統合実験が必要と思われます。これらを、Ex-fusionさんと協力しながらどんどん進めていきたいものです。磁気ノズル用の超伝導コイルの設計・製作もできる様にならないと。
先ほど、「私たち」と書きましたが、もちろんどなたでもやる気がある人であれば、大丈夫です。どうぞ、この実用化競争にご参加ください。