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「問題」と「課題」の違いはなんでしょう

先日、一般社団法人日本ダイレクトメール協会様が主催する
ダイレクトメールマーケティングプロフェッショナル(DMMP資格)
資格取得セミナーで講師をしてきました。

第8回DMマーケティングプロフェッショナル研修会(会場&オンライン) | セミナー研修 | 日本DM協会 (jdma.or.jp)

2015年に資格制度がスタートして以来、
錚々たる講師陣の中でいつも緊張しますが
トップバッター枠で8年連続講師をさせてもらっています。

昨年に引き続き今年もハイブリット開催でしたが
少数ですが久しぶりにリアル参加もあり、
皆さん真剣に受講してくれました。
オンラインと比較すると、1名でも受講者が目の前にいると喋りやすいです。

当社と同様ダイレクトメールを通じた顧客コミュニケーションについて
日々一所懸命勉強し、実務に活用しようとしている方が
日本中にいることに勇気をいただいています。

しかしながら、資格を取得してダイレクトメールが上手く作れることがゴールではありません。
そしてダイレクトメールだけで事業全ての「問題」が解決できるわけでもありません。

 顧客とのコミュニケーションの在り方を常に考え続け、
ダイレクトメールを通じて
「意味のある顧客体験」をどのように生み出すか、
そしてその先にあるレスポンス獲得が、
求められている「課題」
だと思います。

ちなみに、「問題」と「課題」を皆さんは区別、できていますか?
そして使いこなしできていますか?

私たちは度々、問題と課題を漠然と混同して使いがちです。
課題解決という言葉をよく使いますが、
言葉の意味をしっかり理解し、丁寧に使うことは
クライアントと対話を大事にしている当社ではとても重要となります。

「問題」とは、目標である未来のあるべき姿とのギャップを指します。
そして問題を抱えている現在の状態のことも指します。

「●●が問題だと思います」とよく叫ぶ人がいますが、
「あるべき姿は何ですか?」と問うと答えられない人がいます。
あるべき姿が相手と共有できていないのに問題だ!と言ってしまうのは
自分が個人的に気に入らないことで、
あるべき姿とは結び付いていないかもしれません。

「課題」とは、あるべき姿とのギャップに対して、
現在の問題を解決するために決めたやるべきこと、やると決めたこと
です。やると決めたら、課題→対策→作業と具体に落とし込みが可能になります。

この様に問題と課題を区別できていないと、
問題をとらえる前に、曖昧な課題を設定してしまい、実際問題解決にならない。

あるべき姿への問題設定になっておらず、課題設定もずれる。
といった事が起こり、課題解決の為に頑張っているのに、
あるべき姿に近づかない、ということが起きてしまいます。

私たちは幸いなことに現在ダイレクトメールが得意、市場から思われています。
ダイレクトメールを通じて何を生み出したいのか、
クライアントとあるべき姿についてよく対話しています。

そうすると課題解決のために、今以上に成果の出るダイレクトメールを
生み出すことができると思っています。

写真は最近出張で訪問した渋谷の渋谷川です。
サイバーパンクなビルの谷間にひっそり流れ続けています。

Think out!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。


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