焼売道(シュウマイウェイ)

生計を立てるための手段の一つとして焼売屋で働いている。正確には焼売をメインに据えた居酒屋である。テイクアウトでの焼売販売と店内での食事・飲酒を提供する素敵なお店である。今日はみなさまに焼売の深淵なる世界、私が邁進している焼売道(シュウマイウェイ)をお伝えしたい。

○焼売とは

焼売;
西暦1400年前後に中国(当時は明)で誕生したとされている。当時は王宮をはじめ、国にに仕えている官吏のような特権階級しか食べられない高級食として扱われていた。

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主にひき肉と玉ねぎ、香辛料・調味料を混ぜた肉ダネを皮で包み、蒸したものである。ではなぜ、焼いて売ると書くのか?


昔の中国において
焼・・調理全般を指す言葉
売・・金銭を介した事物の交換
   または※皮の意  

※貨幣が誕生する以前は物々交換が主要な経済活動であり、その際に高価なものとして重用されたものが動物の毛皮であることから皮を意味した。

焼売→皮を調理したもの


昔の焼売も現在と同じく蒸籠で蒸して作られており、漢字の意味の移り変わりによって蒸すではなく焼くという漢字が使われている。












え〜〜〜
その〜〜〜〜
なんていうか〜〜〜
なんちゅうか〜〜〜〜(中華★)
あの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





嘘でーーーーーーーーーーーーーーす!
よいしょ〜〜〜〜
えい〜〜〜
焼売握ってる時に焼売の成り立ちてどんなんなんかなて考えてたやつでーーーーす

ぽいよな
ぽすぎてこれでええやろと思ってますわ


調べてみたら17世紀末清朝初期に産まれたみたいなんであながち間違ってなかったす
どこで直感働かしてんねん。
ちょっとテンションあがってもうたやんけ。

焼売に関しては各自で調べてもらえたらと思います。

長々と意味のないことを書き連ねましたが焼売道について話させてください


基本的にバイトに入ると焼売を握ることになるんすよ。日によって量はちゃいますけど少ない日で40個、多い日だと2~300個は握っとります。

あの、気づきましたか?
焼売を"握る"って言うてることに
一般人のタコ助は包むって言うとりますが、
我々、焼売職人は握るといいます。

焼売は握るものです。
これは戦ってきたものにしかわからないと思います。


焼売職人たちに「包む」なんて言ってしまうと

包むて笑
肉汁逃がす気か!!
形よれてまうやろ!!

と笑われてしまうので気をつけてください。




焼売を握っている中でいつも思うことがあります。

「追求」と「妥協」

焼売を握る中で求められることは2つあります。
「綺麗さ」と「はやさ」。


綺麗さは見た目の美しさだけでなくしっかりと皮でタネを包み込むことで肉汁・旨味を閉じ込めて逃がさないという具体的な意味も持っています。


はやさはそのままの意味でござす。
速い方が偉いのであります。


焼売を握り始めた頃は
綺麗な焼売を一つ作るのにかなり時間がかかりまくりました。


「遅くてもいいから丁寧に握ってくれ。」

師匠にかけていただいた蒸籠の蒸気くらい温かいお言葉。

今も胸に。

おれとともにあります。



月日は流れて、
綺麗な焼売を割と早く作れるようになりました。


焼売を作る中で綺麗なものを作りたい、
美を追求したいと考えだすときりがないんすよ。
少し折込が甘い、中心をきれいに取れていない、縦横のバランスが悪いなど、改善点は無限に出てくるわけで。それを気にしだすと蒸籠に並べた焼売を点検して再度、修正のために手に取ることになってしまう。こうなるとめちゃくちゃに時間がかかってしまう。握るのがはやくなればなるほど、理解が深まり焼売へのこだわりが生まれてきてしまう。


綺麗さを追求しすぎればスピードは損なわれ
スピードを追求しすぎると綺麗さは損なわれる。

ジレンマ

自分が追求したい2軸が
シーソーのような関係にあるとき、
大切なことは許容なんだと思います。

流れにまかせてゆるりと行きましょう〜〜


〜焼売道〜


おシュウマイ

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