「伏見区は若者を応援します!」
みなさん初めまして!
これまでの伏見区noteは女性の仮面職員が登場していましたが、note担当チームには僕のような男性職員もいます。今回は僕がご案内します!
僕のプロフィールは、以前の投稿で紹介されていた「京都弁をしゃべらない生粋の京都人!」です。
わたしたちnote担当職員と伏見区役所の自己紹介|京都市伏見区役所まちづくりnote「ふしみーつ!」|note
1 伏見区役所にはなぜ制服姿の学生がたびたび現れるのか
僕が伏見区役所に配属されてからずっと不思議に思っている光景があります。それは夕方、毎週のように楽しそうにエレベーターに乗り込む高校生たちの姿でした。
放課後の高校生?上の階のどこかで何かやっているのだろうか?
気になった僕は仕事のついでに階段を上がっていきました。行き着いた先は……、最上階の4階「伏見青少年活動センター」。
開放的なロビーに流れる音楽。テーブルセットで静かに談笑する10代の女の子たち、大学生くらい年代の人もちらほらと。区役所の窓口とは明らかに違う雰囲気……。
区役所にこんなところがあったなんて! そうだ。ココをnoteで紹介してみよう!
そう思った僕は受付の方に取材を申し込んだのでした。
2 『伏見青少年活動センター』は若者を心地よく受け入れる場所
『こんにちは!ようこそ伏見青少年活動センターへ。』
取材日、気持ちよく応対してくれたのはユースワーカーのお姉さん。知っていましたか? センターでは職員のことをユースワーカーというそうなんです。では、さっそくいろいろ聞いてみましょう!
-青少年活動センターってどんなところですか?
『ダンスや音楽、格闘技など、若い方の様々なグループが練習場所として利用されています。サークル、スクール、個人練習だったり利用方法も様々です。』
-どんな人が利用できるのですか?
『センターでは青少年を、中学生から30歳までで
・京都市内にお住まいの方
・市内在住じゃなくても市内に通学先か通勤先がある方
としています。これに当てはまらない一般の方も、料金はかかりますがご利用できますよ。』
センターの開館時間や予約方法など詳しくは以下のURLをご覧くださいね。
京都市伏見青少年活動センター (ysーkyoto.org)
考えてみると、区役所という公的施設にある安心感、駅から歩いて10分ほど、駐車場もある。メンバーが集まるには便利なところですね。
『伏見青少年活動センターは二つのことを心がけています。一つめは若者、とくに中高生がホッとできる居場所となること。二つめは多文化共生です。
地域に住む生活者のためのにほんご教室を月3回開いているほか、ロビーに外国のボードゲームを置いていて、日本の若者に声をかけて一緒に遊んだりもします。』
-音楽やダンスとか、何も決めていない若者でも来ていいのですか?
『もちろん。今ロビーにいる中高生も学校帰りに来た子たちですね。あの子たちはおしゃべりして帰ります。ロビーを開放し、受付不要ということもあって気軽な場所となっているんです。』
へー! ロビーの女の子たちは何かのサークルの練習待ちじゃなかったんだ。ただおしゃべりするところ。学生時代、僕もそんな場所が欲しかったな……。
3 仮面職員、活動団体を体験取材する
『今、スポーツルームで練習されている大学サークルがあるので、少しのぞいてみましょうか?』
ユースワーカーさんに案内いただいたのは、“京都教育大学バドミントンサークル~ぼちぼち打とかー。”さん。
大学から近く、無料で借りられることもあり、数年前から伏見青少年活動センターのスポーツルームを活動場所とされています。
取材でお話しを伺っているうちに、バドミントンを体験させていただけることとなりました。
僕は学生時代にテニスをしていましたが、バドミントンは初心者です。うまくできるかわかりませんが、頑張ります!
さっそくコートでダブルスの練習に参加させていただきました。
パン! パン! シャトルを打つ軽快な音がスポーツルームに響きます。
「仮面職員さん、なかなかいい感じですよ!」
部員さんから嬉しい励ましを受け、しばらくラリーを続けることができました。
“京都教育大学バドミントンサークル~ぼちぼち打とかー。”さん、ありがとうございました。
京教バドミントンサークル~ぼちぼち打とかー。|京都教育大学 学生生活情報 (kyokyo-u.ac.jp)
4 自習スペースとしてもOK!
『当センターは自習スペースとして利用できますよ。』とユースワーカーさん。
-それはいいですね。僕も学生時代、勉強場所に困ってたんです。自宅ではどうしても気が散って集中できないですよね。
ユースワーカーさんに紹介いただき、自習スペースで勉強されている方にお話を伺ってみました。
-センターを知ったきっかけは何ですか?
「ネットで『京都市 自習室 無料』と検索して見つけました。」
と利用者さん。
-自習スペースはいかがですか?
「センターには自習できる場所がいくつかありまして、会議室みたいなところもあれば、ロビーの机で自習することもできます。」
-お気に入りの場所はありますか?
「その日の気分によって使い分けています。最近はロビーのテラス窓の近くが気に入っています。テラスから木漏れ日が入ることがあって気持ちいいんですよ。」
-ロビーは談笑されている人もいます。周りの音は気になりませんか?
「僕は静かすぎる環境より少し音があった方がいいですね。自習していても孤独な感じはしないです。」
-ユースワーカーさんはどんな存在ですか?
「利用者との距離感がちょうど良く、心地よい関係でいてくれます。当初、僕は壁をつくっていて接点を持とうとしませんでしたが、受付で顔を合わせるうちに声をかけられるようになりました。」
-最初はなんて声をかけられたのですか?
「『バナナ余ってるけど食べる?』と言われてバナナを手渡されました。」
なぜバナナ? と思い、ユースーワーカーさんに聞くと、『近くのお店からセンターにバナナの差し入れをいただくことがありまして。会話のきっかけはちょっとしたことでいいんです!』とのこと。
「勉強の息抜きに、とゲームの催しに誘っていただいたこともありました。ユースワーカーさんが間に入ってくれたおかげで、接点のなかった人たちとその場で交流できました。」
利用者さんは、スポーツルームのフリータイムにバスケットボールをしてリフレッシュすることもあるそうです。たしかに、イスに座って勉強し続けていたら身体を動かしたくなるのはわかります。
僕が見た伏見青少年活動センターは若者を優しく受け入れ、多様なかたちで応援する場所でした。
今回、伏見区で頑張っている多くの若い人たちにお会いすることができ、「僕も何か頑張ってみたい!」と、すごくエネルギーをもらえた気分です。